Fon光は下り最大2Gbpsの独自回線「NURO光」をもとにした光回線サービスです。NURO光と同等の回線品質を持ちながらも、より安く利用できるのが魅力。安くて高速な通信回線を探している方や、NURO光が気になっているユーザーを中心に注目を集めています。
しかし、実際のところ「Fon光とNURO光がどう違うのかわからない」「他社よりもお得なのか?」など気になっており、なかなか契約に踏みきれない方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではFon光を利用したことのあるユーザーにアンケートを実施。口コミ・評判を徹底調査しました。メリットやデメリットに加え、お得な活用術まで生の声を多数集めたので、契約しようか悩んでいる方にはきっと参考になるでしょう。また、他社との比較や申し込み方法についてもわかりやすく紹介しています。Fon光について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
Contents
Fon光のポイント理解
メリット | デメリット |
・NURO光回線をより安く契約できる ・月額料金が他社より安い ・下り最大2Gbpsの超高速回線を利用できる ・ソフトバンクのスマホ割を利用可能 ・工事費実質無料で開通できる | ・開通工事が2回あり時間がかかる ・エリアが限定されている ・契約期間に縛りがある |
1.Fon光の特徴
ー引用元:Fon光公式サイト
はじめに、Fon光の基本的な特徴をご紹介します。
- NURO光を安く利用できる
- 下り2Gbpsの超高速独自回線
- 工事費もルーターレンタルも無料で開始できる
1-1.Fon光の基本情報
通信速度 | 上り:1Gbps 下り:2Gbps ※10Gbpsのプランもあり |
---|---|
月額料金 | 戸建て・マンション共通:4,378円(税込) |
電話オプション | NURO光でんわ ・関東/北海道:550円(税込) ・関西/東海/九州:330円(税込) |
工事費用 | 戸建て・マンション共通:44,000円(税込) ※工事費相当を毎月割引するため実質無料 |
事務手数料 | 3,300円(税込) |
解約金 | 3,148円(税込) |
キャッシュバック | なし |
対応エリア | 北海道/宮城/東京/神奈川/埼玉/千葉/茨城/栃木/群馬/愛知/静岡/岐阜/三重/大阪/兵庫/京都/滋賀/奈良/広島/岡山/福岡/佐賀 |
契約期間 | 初年度3年/次回以降2年 |
1-2.Fon光を他社と比較
Fon光が気になっている方のために、同じように独自回線で人気の高い「コミュファ光」と、Fon光同様にソフトバンクユーザー向けのスマホ割が利用できる光コラボ回線「ソフトバンク光」をピックアップして比較しました。
サービス名 | Fon光![]() | コミュファ光![]() | ソフトバンク光![]() |
契約期間合計費用 (3年) | 160,908円(税込) ※戸建て・マンション共通 | 戸建て:186,120円(税込) マンション:146,520円(税込) ※キャッシュバック含まず | 戸建て:209,220円(税込) マンション:153,780円(税込) ※キャッシュバック含まず |
月額基本料金 (戸建て) | 4,378円(税込) | 5,170円(税込) | 5,720円(税込) |
月額基本料金 (マンション) | 4,378円(税込) | 4,070円(税込) | 4,180円(税込) |
基本工事費 | 44,000円(税込) ※実質無料 | 戸建て:27,500円(税込) マンション:27,500円(税込) ※キャンペーンにより新規契約で実質無料 | 戸建・マンション:26,400円(税込) ※工事費無料キャンペーン実施中 |
キャッシュバック | なし | 最大35,000円 ※ネットのみ契約時 | 最大37,000円 |
スマホセット割 | おうち割 光セット | auスマートバリュー/自宅セット割(UQモバイル) | おうち割光セット |
おもな提供エリア | 北海道/宮城/東京/神奈川/埼玉/千葉/茨城/栃木/群馬/愛知/静岡/岐阜/三重/大阪/兵庫/京都/滋賀/奈良/広島/岡山/福岡/佐賀 | 愛知県/岐阜県/三重県/静岡県/長野県 | 全国 |
※上記表内のキャプチャ画像は各公式サイトより引用しております。
上記3社を比較すると、戸建てプランの場合もっとも料金が安いのはFon光です。マンションタイプの場合はコミュファ光がもっとも安くなります。そのため、戸建てにお住まいの方であればFon光、マンションにお住まいならコミュファ光がおすすめです。
ただし、Fon光・ソフトバンク光とコミュファ光はスマホ割の種類が異なります。たとえばFon光の戸建てプランをauユーザーが契約すると、スマホ割が適用できないためコミュファ光の方が総額が安くなります。ご自分の契約するキャリアに合わせて選びましょう。
さらに、上記3社はいずれも提供エリアが異なります。大前提として提供エリア内でないと利用できないため確認してください。長野を除く中部・東海4県にお住まいの方は3社すべてが候補に入ります。長野にお住まいの方はFon光の対象外なので、コミュファ光を検討しましょう。
ソフトバンク光は料金が高いため、Fon光とコミュファ光が両方対象エリア外だった場合に契約するのがおすすめです。ソフトバンク光はフレッツ光回線を利用しているため、全国どこでも契約できます。
2.Fon光の口コミ・評判
ここからは、Webアンケート調査とSNSで収集したFon光のリアルな口コミ・評判を紹介します。その結果からわかったFon光の口コミ・評判について、それぞれ下記のような特徴が挙げられました。
良い口コミ | その他の口コミ |
・月額料金が安い ・通信速度が速い ・スマホ割が利用できる ・割引制度が多い | ・エリアが限定されている ・開通まで時間がかかる ・サポート対応がイマイチなことも |
Fon光には、良い口コミに加えて、あまり良くないという口コミも一定数あります。さらに詳しくは、下記で紹介していくのでチェックしてみてください。
2-1.Webアンケート調査でわかったFon光の良い口コミとその他の口コミ
これから紹介する口コミは、編集部が独自にインターネット上で収集したFon光利用者の声です。良い口コミもその他の口コミも掲載しているので、選ぶ際の参考にしてください。
2-1-1.Fon光の良い口コミ
Fon光の良い口コミは、「月額料金が安い」「高速な通信ができて快適」など、料金や通信速度を評価する声が多く集まりました。特に料金については満足しているユーザーが多いようです。
月額料金自体がもともと安いことに加え、工事費実質無料やソフトバンクのスマホ割、ひかり電話とのセットなどお得なサービスが多いのが満足感に繋がっている印象です。
通信速度についても、乗り換えにより今までの倍以上の速度が出たという人も。光コラボ回線からの乗り換えであれば特に速さを実感できそうです。IPv6に対応している点も好評価。また、どの時間帯でも安定して接続できているという声もありました。通信速度を求めている方なら安心して利用できるでしょう。
2-1-2.Fon光のその他の口コミ
一方、その他の口コミは工事・開通の遅さやサポートの質に対する不満が多く集まりました。Fon光は他社と違って開通工事が2回あるため、特に遅いと感じることが多いようです。中には開通まで3ヶ月もかかった人もいました。急いでいるときにはWi-Fiレンタルのような対策を考えた方がよさそうです。
また、サポートに臨機応変な対応をしてもらえず問題が解決しなかったという口コミもいくつか見受けられました。
解約費用の高さについても多くのユーザーが指摘していました。Fon光の解約金は3,148円(税込)ですが、独自回線のため乗り換えにあたり回線の撤去工事費がかかります。そのため、他の回線よりトータルでの解約費用が高いと感じるユーザーも多いようです。
2-1-3.Webアンケート調査でのFon光の口コミ・評判まとめ
![]() 男性/30代/会社員/年収300~500万円/千葉県
料金設定:4/通信速度:4/開通期間:4/サポート対応:5/特典・キャンペーン:5
利用履歴:過去に利用していた/利用期間:6ヶ月~1年間/家のタイプ:マンション
| ![]() 男性/20代/会社員/年収100~300万円/北海道
料金設定:5/通信速度:4/開通期間:4/サポート対応:4/特典・キャンペーン:5
利用履歴:過去に利用していた/利用期間:1ヶ月~6ヶ月間/家のタイプ:マンション
| ![]() 男性/40代/会社員/年収300~500万円/香川県
料金設定:5/通信速度:4/開通期間:4/サポート対応:4/特典・キャンペーン:4
利用履歴:過去に利用していた/利用期間:6ヶ月~1年間/家のタイプ:マンション
| ![]() 男性/30代/会社員/年収500~700万円/愛知県
料金設定:4/通信速度:4/開通期間:3/サポート対応:4/特典・キャンペーン:4
利用履歴:過去に利用していた/利用期間:1年~3年間/家のタイプ:マンション
| ![]() 女性/20代/会社員/年収100~300万円/埼玉県
料金設定:3/通信速度:4/開通期間:4/サポート対応:4/特典・キャンペーン:4
利用履歴:過去に利用していた/利用期間:1ヶ月~6ヶ月間/家のタイプ:マンション
| ![]() 女性/30代/会社員/年収100~300万円/茨城県
料金設定:3/通信速度:3/開通期間:4/サポート対応:4/特典・キャンペーン:3
利用履歴:過去に利用していた/利用期間:1ヶ月~6ヶ月間/家のタイプ:マンション
| ![]() 男性/40代/会社員/年収300~500万円/広島市
料金設定:3/通信速度:4/開通期間:2/サポート対応:3/特典・キャンペーン:4
利用履歴:現在、利用している/利用期間:6ヶ月~1年間/家のタイプ:戸建て
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3.Fon光のメリット・デメリット
Fon光に関する口コミ分析をもとに、Fon光のメリット・デメリットをまとめました。メリットに加えてデメリットもしっかりと理解して、自分に合った光回線か判断してください。
3-1.Fon光のメリット
Fon光のメリットは次の通りです。
- NURO光を本家より安く利用できる
- 通信速度が速い
- 工事費無料やWi-Fiルーターレンタルなどにより初期費用を抑えやすい
- ソフトバンクのスマホ割に対応
Fon光はNURO光の回線を利用していますが、料金設定はNURO光より安めです。NURO光を検討している場合、Fon光を契約した方が料金が安くなります。
また、上下最大2Gbpsと一般的な光回線の2倍の通信速度を持っているため高速かつ快適な通信が可能です。独自回線はフレッツ光回線に比べると工事費が高めですが、Fon光は工事費が無料で開通でき、Wi-Fiルーターも無料レンタルできるので初期費用を抑えられます。
さらに料金を抑えたい場合、ソフトバンクユーザーなら「おうち割 光セット」も適用可能。毎月ソフトバンクユーザーの家族1人あたり最大1,100円(税込)が割引されるため、家族が多いほど通信費の削減に繋がります。
3-2.Fon光のデメリット
Fon光のデメリットは次の通りです。
- 短期解約すると解約金が高額になる
- 開通工事が2回あるため導入に時間がかかる
Fon光は短期解約すると工事費の残債が請求され、解約費用が高額になる可能性があります。Fon光の工事費は本来44,000円(税込)で、36ヶ月かけて分割払いします。ただし、契約中は分割払い相当額が毎月割引されるため、契約を続けると実質無料になる仕組みです。
もし36ヶ月経たずに短期解約すると支払いがまだ済んでいない工事費をまとめて請求されるため注意が必要です。たとえば24ヶ月目で解約する場合、あと12ヶ月分の支払いが残っているため1,222円(税込)×12ヶ月=14,664円(税込)の工事費がかかります。また、契約年数に関わらず解約時には解約金3,148円(税込)および撤去工事費11,000円(税込)も必要です。
このほかにデメリットとして、開通工事が2回あることも覚えておきましょう。一般的な光回線は屋内と屋外の工事を同日に行なうため1回で済みますが、Fon光は別々に行ないます。 また、1回目の工事と2回目の工事の間が1ヶ月以上空く可能性もあります。急いでいる方は一時的にWi-Fiレンタルの利用も検討しましょう。
3-3.Fon光はこんな人におすすめ
ご紹介したメリットやデメリットを踏まえると、Fon光がおすすめなのは次のような方です。
- 提供エリア内にお住まいの方
- 高速な独自回線を探している方
- 月額料金が安い光回線を探している方
- 引越し予定がなく、長期利用が前提の方
Fon光は大前提として提供エリア内にお住まいの方におすすめする光回線です。一般的な光回線の2倍の速度が出るため、高速な光回線を探している方にぴったり。月額料金は戸建て・マンション共通でスマホ割が利用できるため、特に戸建てにお住まいで月額料金が安い光回線を探している場合は他社より大幅に料金を抑えられる可能性があります。
ただし、Fon光は解約時に解約金や撤去工事費、工事費の残債支払いが必要なため短期利用には向きません。今後3年以内に引越しの予定がなく、長期利用するつもりの方なら安心して利用できるでしょう。
4.Fon光のお申し込み方法|工事開通までの流れ
ここからは、Fon光の申し込み方法から工事開通までの流れを紹介します。Fon光の申し込みを検討している方は内容をしっかり確認しておきましょう。
4-1.Fon光を公式サイトで申し込む
Fon光の申し込みは次の流れで行ないます。
- 公式サイトにアクセス
- 提供エリアの確認
- 申し込みフォームに記入し送信
Fon光は公式サイトから申し込めます。公式サイトにアクセスし、「webでお申し込み>>今すぐこちらから」というボタンをクリックしましょう。
最初に提供エリア内を確認するため郵便番号や物件の種類などを入力します。提供エリア内であればそのまま申し込みを続けられる仕組みです。
画面の案内に従い、住所や氏名、工事の希望日程など必要事項を入力しましょう。最後に、入力内容を確認して送信すれば申し込みは完了です。後日、契約書類が郵送されます。
4-2.Fon光のお申し込みから開通工事までの流れ
申し込み後、開通工事までの流れは次の通りです。
- 初回の工事日程が連絡される
- 屋内で初回工事を行なう
- 2回目の工事日程が連絡される
- 屋外で2回目の工事を行なう
- 初期設定を行ない、開通完了
Fon光は独自回線であるため、Fon光を初めて契約する場合は必ず回線工事が必要です。工事は屋内と屋外それぞれ別の日に行なうため、合計2回工事を行ないます。2回目の工事日程は初回の工事を行なってから決定することが多いです。
工事中は立ち会いが必要なので、本人もしくは家族が立ち会いできる日程を選びましょう。工事自体は1~2時間もあれば完了します。
なお、マンションやアパートなど賃貸物件で工事を行なう場合は管理会社や大家の許可が必要です。申し込み前にあらかじめ許可を取っておきましょう。
Fon光に関するよくある質問
- Fon光の解約金が高額って本当? Fon光の解約金は2022年6月30日まで21,780円(税込)だったため、ユーザーの間で解約金が高いといわれていました。しかし、法改正の影響で解約金は最大でも月額料金の1ヶ月分までに変更されたため、2022年7月以降に新規契約する場合は解約金が3,148円(税込)で済むようになっています。そのため、「Fon光の解約金が他社より高い」という意見は過去の話です。ただし、回線の撤去工事費は現在も11,000円(税込)がかかります。
- どうしても短期解約したい場合、解約金を抑える方法はある? 急な転勤や回線への不満など、なんらかの理由でFon光を短期解約したい場合はのりかえキャンペーンを実施している光回線へののりかえがおすすめです。たとえばソフトバンク光はキャンペーンにより、解約時の違約金や撤去工事費などを最大10万円まで負担してくれるので実質費用をかけずにのりかえられます。
- NURO光を契約したことがあるが、工事は必要? NURO光とFon光は同じ回線ですが、工事はそれぞれ別に行なわれます。そのため、過去に契約したNURO光の回線設備が残っている場合や、NURO光からFon光へ乗り換える場合でも工事は必要です。前の回線が撤去されていないと、回線設備が重複してしまい新たに導入ができないケースもあります。なお、NURO光からFon光への乗り換えはできない場合があるので申し込み前に確認してください。
Fon光の口コミ・評判のまとめ
この記事では、Fon光の口コミ・評判を紹介しました。
はじめて新規で契約を考えている方はもちろん、他社から乗り換える方も、この記事を参考に自分に合った光回線を見つけてみてください。
もしFon光が気になった方は、ぜひ公式サイトから詳しくチェックしてみましょう!
※本記事は2023年1月26日に調査・ライティングをした記事です。
※価格・画像は公式サイトを参照しています。
※本記事の価格はすべて税込価格で表記しております。
※本記事に掲載されているキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。