この記事からわかること
- データ通信専用格安SIMを選ぶ際は、値段を比較して決めるとよい
- 通話をアプリで済ませている人はデータ通信専用格安SIMがおすすめ
- データ通信専用SIMは音声機能付きSIMより安い
Contents
1.データのみの格安SIMの選び方
まずは、データのみの格安SIMをどうやって選べばよいのか、大切なポイントを3つご紹介します。ポイントをおさえて自分に合った格安SIMを選びましょう。1-1.安さで選ぶ
SIMカードは大きく分けて3種類あります。「データ通信専用」は、インターネット接続のみ行えるSIM。「SMS付き」は、インターネット接続とSMSの送受信ができるSIM。「音声通話付き」は、さらに音声通話機能がついているSIMです。 月々の料金を抑えたいなら、データ通信専用の格安SIMがおすすめです。たとえば、20GBの平均料金を音声通話付きとデータ通信専用で比較すると、データ通信専用のほうが年間8,000円以上も安くなります。 安いプランだと税込で月額100円台のことも。SkypeやLINE通話のように、インターネット回線を利用したアプリを使えば、通話も可能です。1-2.通信速度で選ぶ
大手キャリア回線を借りてサービスを提供する格安SIMは、使用量が限られるため混雑する時間帯は速度が遅くなりがちです。しかし、快適と感じる速度はその人の利用目的で異なります。 通信速度は「下り」と「上り」で表します。下りは情報を端末に受信するとき、上りは端末からネット上にデータを送信するときの通信方向です。たとえば、メールやSNSのチェックは128kbps~1Mbps、動画を観るときは3Mbps〜25Mbpsの下りが目安。SNSに写真を投稿するときは3Mbps、動画投稿なら10Mbpsの上りがあれば問題ありません。 動画視聴やゲームが好きな方は高速のSIMを、メールやSNSが中心の方は低速で十分です。1-3.自分に合ったギガ数で選ぶ
今回紹介する格安SIMのプランは、100MB~50GB、無制限まで幅広いデータ通信容量があります。1~2GBはメールやSNS、サイトの閲覧がメインの方向け。通勤や休憩時間などにゲームや動画を楽しみたい方は3~5GB。エンタメをよく利用する方は5GBから大容量、または無制限プランを選びましょう。 格安SIMは、ギガ数を増やしても低価格なのが魅力です。たとえばイオンモバイルは、音声通話付きのプランが50GBで月額6,358円(税込)。DTI SIMなら毎日1.4GBのデータ通信ができる音声通話付きの月額プランが、3,190円(税込)ととにかく安いのが特徴です。 対象アプリでの通話や動画再生などがカウントフリーになるプランを利用すれば、ギガの節約もできます。2.データのみのおすすめ格安SIM8選!
ここからは、編集部がおすすめする格安SIM8選を紹介していきます。月額料金の安さや大容量プランなど、選び方で解説した内容ごとに分けているので、自分にぴったりなものを探してみましょう!2-1.月額料金が安いプランがある格安SIM3選
まずは、月額料金が安いプランがある格安SIMをご紹介します。「とにかく安さを重視したい」という方は、ぜひチェックしてみてください。mineo
出典:mineo公式サイトmineoの特徴
- 1GB月額880円(税込)から20GB1,925円(税込)
- 無料で5Gが使える
- au・ドコモ・ソフトバンクの3キャリアに対応
mineoはこんな人におすすめ!
- まずは格安SIMを試してみたい方におすすめ。「お試し200MBコース」なら月額330円(税込)で最大2ヵ月間mineoを体験できます(手数料などは別費用)。通信速度や使い勝手をチェックしてみましょう。
女性/30代/専業主婦(夫)/茨城県
| 男性/30代/会社員/京都府
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HISモバイル
出典:HISモバイル公式サイトHISモバイルの特徴
- 100MBまで月額198円(税込)
- 6段階プランで使った分だけお支払い
- 1GB330円(税込)でチャージできる
HISモバイルはこんな人におすすめ!
- タブレットやノートパソコン用の格安SIMを探している方におすすめ。メインはスマホで、タブレットなどのサブ端末を維持する目的なら、家計に優しい月額198円(税込)がぴったり。
男性/50代/自営業/北海道
| 女性/30代/会社員/東京都
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DTI SIM
出典:DTI SIM公式サイトDTI SIMの特徴
- 1GBは660円(税込)
- お試しプランで半年間プラン料金が「無料」
- 「毎日1.4GB使い切りプラン」のコスパがよい
DTI SIMはこんな人におすすめ!
- ゲームや動画視聴サービスを毎日利用する方におすすめです。「毎日1.4ギガ使い切り」は、1日にYouTubeを約6時間視聴できるギガ数。通信速度や通信量の上限を気にせずに、エンタメに没頭したい方に最適です。
男性/20代/学生/福岡県
| 女性/30代/会社員/東京都
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2-2.通信速度が速い格安SIM3選
次に、通信速度が速い格安SIMをご紹介します。インターネットの速度を重視して検討したい方はぜひチェックしてみてください。y.u mobile
出典:y.u mobile公式サイトy.u mobileの特徴
- 5GB月額1,070円(税込)から使える
- 「永久不滅ギガ」で余ったギガをずっと繰り越せる
- シェアプランは「U-NEXT」が無料
y.u mobileはこんな人におすすめ!
- U-NEXTでアニメや映画の動画、音楽や電子書籍を満喫したい方におすすめ。U-NEXTの月額は2,189円(税込)なので、シェアプランは実質20GB月額1,419円(税込)で利用できます。
男性/30代/会社員/東京都
| 女性/30代/会社員/福岡県
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OCN モバイル ONE
出典:OCN モバイル ONE公式サイトOCN モバイル ONEの特徴
- 3GB月額858円(税込)から
- 最大4枚までSIMカードを追加できる
- 通信速度は格安SIMの中では安定している
OCN モバイル ONEはこんな人におすすめ!
- OCN 光を検討している方におすすめ。光サービスとセットの「OCN光モバイル割」なら、プラン料金から毎月220円(税込)が値引きに。最大5契約までなので、計1,100円(税込)が毎月割引になります。
女性/50代/自由業/京都府
| 女性/40代/会社員/東京都
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IIJmio
出典:IIJmio公式サイトIIJmioの特徴
- 2GB月額440円(税込)から
- 1GBあたり220円(税込)で20GBまで追加できる
- タイプ違いのSIMでもデータを分け合える
IIJmioはこんな人におすすめ!
- mioひかりを検討中の方におすすめ。ひかりとセットの「mio割」で、プラン料金から月額660円(税込)が毎月ずっと割引に。年間約8,000円がお得になります。
女性/40代/会社員/北海道
| 男性/30代/会社員/京都府
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2-3.大容量プランがある格安SIM2選
最後に、大容量プランがある格安SIMをご紹介します。動画アプリやゲームをよく利用する方はこちらから選んでみましょう。BIGLOBEモバイル
出典:BIGLOBEモバイル公式サイトBIGLOBEモバイルの特徴
- 最初の1年間に料金の割引が適用
- ビッグローブ光とセットまたは家族割で毎月220円(税込)引き
- エンタメフリーオプションで対象サービスの通信量ノーカウント
BIGLOBEモバイルはこんな人におすすめ!
- 通勤通学時や作業時間を有意義に過ごしたい方におすすめ。エンタメフリーなら「ギガが足りないから翌月まで我慢…」といったストレスがなくなります。いつでもどこでも動画見放題・ラジオや音楽聴き放題です。
女性/40代/自由業/大阪府
| 無回答/30代/会社員/東京都
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イオンモバイル
出典:イオンモバイル公式サイトイオンモバイルの特徴
- 1GB月額528円(税込)から
- 50GBの大容量プランあり
- 60歳以上限定の「やさしいプランS.M.L.」
イオンモバイルはこんな人におすすめ!
- 60歳以上のスマホ初心者におすすめ。全国200店舗のイオンでサービスやプランについて対面で相談できます。「スマホ勉強会」を開催している店舗もあり、スマホに不安がある方にしっかりと寄り添ってくれます。
女性/30代/会社員/福岡県
| 男性/50代/会社員/神奈川県
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3.データ通信専用の格安SIMがおすすめな方
ここまでおすすめの格安SIMサービスをご紹介してきました。しかし、音声付きSIMとデータ通信専用SIMのどちらがよいのかで、迷っている方もいるのではないでしょうか。そこで、データ通信専用の格安SIMが特におすすめできるケースを紹介します。3-1.スマホ・携帯電話を複数持ちする方
通話は別の端末でできる場合には、データ通信専用の格安SIMがおすすめです。スマホを2台持つ場合や、通話用の携帯電話とインターネット用のスマホ、またはスマホとタブレットなど、インターネット通信専用端末に使用するなら、料金の安いデータ通信専用の格安SIMがおすすめです。 データ通信専用格安SIMであれば、ウェブページの閲覧や動画の視聴、ゲームなどインターネット利用に特化でき、通話する端末のネット費用を抑えることもできます。仕事などで電話しながらインターネットする場合にも、電話用端末とインターネット用端末を分けられると便利です。3-2.通話はアプリで済ませる方
もともとスマホの通話機能を使っておらず、アプリでしか電話しない場合もデータ通信専用の格安SIMがおすすめです。たとえば、データ通信専用の格安SIMでも、人気アプリのLINEやSkypeなどの通話アプリは使えます。データ通信専用の格安SIMには電話番号がありませんが、SMS付きのSIMにしたりFacebookアカウントを使用したりすれば、LINEも問題なく使えます。 大手キャリアのスマホであれば、通話する場合には30秒ごとにおよそ20円程度の通話料金が発生してしまいます。通話そのものをアプリに集約してしまえば、通話に関する料金がかからないので携帯料金の節約につながるでしょう。4.データ通信専用格安SIMのメリット・デメリット
データ通信専用の格安SIMを上手に使うためには、メリットやデメリットについても理解しておく必要があります。ここでの解説をしっかりと確認し、申し込みに向けて準備を進めましょう。4-1.データ通信専用格安SIMのメリット
まず、データ通信専用格安SIMのメリットを紹介していきます。契約期間のしばりがないサービスが多い
大手キャリアのスマホを契約すると、最低契約期間が設定されていたり、解約できる期間が決まっていたりすることが多いです。しかし、データ通信専用の格安SIMの多くは、契約期間の縛りがありません。 そのため、いつ解約しても違約金を支払う必要がないので「試しに格安SIMを体験してみたい」「仕事で数ヶ月だけ使用したい」など、あらゆるニーズに対応します。音声付きSIMより料金が安い
同じ格安SIMでも、音声機能付きSIMよりデータ通信専用SIMのほうが、月額料金は安く設定されています。同じ容量のプランでも値段が大幅に違うので、スマホ料金をさらに安く抑えられます。格安SIMの利用を検討している方で、さらに料金を抑えて利用したい場合や、サブのスマホなどで2台持ちの料金をできるだけ抑えたい場合にもぴったりです。4-2.データ通信専用格安SIMのデメリット
次に、データ通信専用格安SIMのデメリットについて紹介します。大手キャリアからの乗り換えは手間がかかる
大手キャリアの乗り換えで格安SIMを使う場合は、SIMロック解除の手続きが必要なケースがあります。SIMロックを解除するためには、使っている端末の購入日や支払い状況の確認も必要なので注意しましょう。また、音声機能付きの格安SIMで乗り換えをして、電話番号を引き継ぎする場合には、ご紹介した手続きの他にMNP予約の手続きも必要になり、さらに手間がかかります。設定作業を自分で行う必要がある
格安SIMは、到着したらすぐに使えるものではありません。大手キャリアのスマホ契約をイメージしている方は注意が必要です。大手キャリアのスマホなら、申し込みをして設定が済んだ端末を受け取り、すぐに利用開始できます。しかし格安SIMの場合は、届いたあとに開通手続きを行い、さらに端末の初期設定なども必要です。5.データのみの格安SIMに関するよくある質問|お申し込み方法や使い方など
格安SIMに関するよくある質問をピックアップしました。申し込みする前に、しっかり確認しておきましょう。- 申し込み方法や準備するものは? 事前準備として、動作確認や対応回線のチェック、SIMロック解除、データのバックアップをしておきましょう。申し込みは格安SIMの公式ホームページやオンラインストア、あれば実店舗で行います。ほとんどのデータ専用SIMは身分証なしで申請できます。
- 初期設定(APN設定)の手順 SIMカードを利用する端末に挿入したら、電源を入れてAPN設定を行います。iPhoneの場合は、Wi-Fi環境が必要です。指定のURLからAPN構成プロファイルをダウンロードしてください。Androidは、格安SIMのマニュアルに沿って設定画面から順に操作していき、必要な情報を入力すれば完了です。
- データSIMとSMS付きデータSIMの違いは? どちらもメールやWEBブラウザ、アプリなどのデータ通信のみ使えるSIMです。電話は利用できませんが、LINEやSkypeなどインターネット回線経由で通話できます。SMS付きはショートメッセージサービスが使えるので、アプリの新規アカウント取得時にSMS認証が必要な場合に有効なSIMです。