市場価値を診断して今後のキャリアを考えてみよう!自分の適正年収はいくら?

キャリアを積み重ねていく上で、「今の自分の年収や待遇は適正なのか?「他の会社だったらいくらもらえるのだろう」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

転職を成功させるためには、まず今の自分の市場価値を知ることが大切です。市場価値を把握することで、転職先の希望条件などが絞り込みやすくなります。

そこでこの記事では、おすすめの市場価値診断ツール・サイト9選を紹介します。

また記事の後半では、市場価値を診断するときに生じやすい疑問に対して、転職エージェントで600人以上を支援してきた神立賢一さんが回答していきます。

市場価値診断に関する情報を網羅的にまとめた記事になっているので、ぜひ最後まで目を通し、今後のキャリアの参考にしてください。

監修者紹介
株式会社ワークポート/キャリアアドバイザー(シニアリーダー)
神立 賢一 さん

大学卒業後、当時IT・インターネット・ゲーム業界の転職サポートを専門で行っていた創業間もないワークポートに新卒で入社。現在は、エンジニアやクリエイター職の転職サポートを行うチームにて、プレイングリーダーとして求職者様の転職サポート及びチームメンバーのマネジメントを行う(最大マネジメント人数30名以上。)これまでに600名以上の求職者様を転職成功に導いており、これはワークポートの転職コンシェルジュの中(現役及び卒業生1000名以上)で、ワークポート創業から歴代2位の実績。職様及び企業様の支援から、新規事業立ち上げに伴う事業戦略立案から商品企画・マーケティング活動・営業責任者まで広く経験を積む。

Contents

自分の市場価値を診断する方法

転職における市場価値とは、個人のスキルや経験が、市場においてどれくらいの価値があるのか(どれくらいが妥当な年収なのか)を意味します。

市場価値が高い人ほど、より多くの企業から求められる人材であることを意味します。

転職で成功するためには、自分の市場価値を正確に知っておくことが重要です。

市場価値を把握できていない場合、スキルが高いにも関わらず、待遇がよくない企業に転職してしまう可能性があります。

逆に、求められるスキルに見合わない企業に応募してしまうと、なかなか内定をもらえなかったり、転職してもすぐに退職することもあり得ます。

このようなミスマッチを防ぐためには、まず自分の市場価値を知り、応募する企業を選定していく必要があるのです。

市場価値を知るための主な方法は、次の通りです。

  • 市場価値診断ツール
  • 転職サイト
  • 転職エージェント
  • キャリアコーチング

キャリアコーチングは専門家からキャリア設計のサポートが受けられますが、入会する際に数十万円の費用が発生します。

大まかな市場価値を知りたい場合は、無料で利用できる市場価値診断ツールや、転職サイト・エージェントを使ってみるのがおすすめです。

手軽に利用できる市場価値診断ツール4選

まずは、無料で簡単に市場価値を調べられる診断ツールを紹介します。

サービス名 ミイダス

doda

パソナキャリア

type

所要時間 登録から約5分 登録から約3分 登録から約2~3分 登録から5分
問題数の目安 20〜30問 10問 7問 55問
料金 無料 無料 無料 無料
個人情報登録の有無 登録 登録 パソナキャリアを
利用する際は必要
登録

ミイダス|アプリで手軽に診断できる

※画像出典:ミイダス公式HP

運営会社 ミイダス株式会社
所要時間 登録から約5分
問題目安 20〜30問
料金 無料
個人情報登録 登録
公式サイト https://miidas.jp/

ミイダスは、認知バイアス・パーソナリティ・行動特性などのさまざまな項目から、自分の市場価値を診断できるスマホアプリです。

市場価値を診断したあとは、活躍できる可能性が高い企業からスカウトが届きます。

20~30問の質問に回答していけば、向いている仕事やストレス耐性などを把握できます。

2023年2月時点で、約32万7,000社の優良企業がミイダスを利用しており、診断をもとに書類選考に合格した企業には、応募するだけで選考に進めるため、効率的に転職活動を進めることが可能です。

ミイダスはこんな人におすすめ
  • 気軽にアプリで市場価値を診断したい人
  • 企業からスカウトが欲しい
[button2 balloon=”\アプリで気軽に診断する/” “ミイダス公式サイト” ]https://miidas.jp/[/button2]

doda|186万人のビッグデータをもとに適正年収を調べられる

※画像出典:doda公式HP

運営会社 パーソルキャリア株式会社
所要時間 登録から約3分
問題目安 10問
料金 無料
個人情報登録 登録
公式サイト https://doda.jp/

転職サービス大手のdodaは無料登録することで「年収査定」を受けることができます。

dodaの年収査定は転職者186万人のビッグデータをもとに、現時点での適正年収を高精度に診断するサービスです。

今後30年間の年収推移まで把握できるため、キャリア設計にも役立ちます。

診断結果をもとに、dodaが保有する求人から適正年収に近い応募先を探すことも可能。また、自分の適正年収に近いキャリアを持つ人の転職事例も紹介してもらえます。

doda「年収査定」はこんな人におすすめ
  • 自分の適正年収が知りたい人
  • 今後の年収推移も把握したい人
[button2 balloon=”\自分の適正年収を知る/” “doda公式サイト” ]https://doda.jp/[/button2]

パソナキャリア「年収診断・年収査定シミュレーション」|登録不要

※画像出典:パソナキャリア公式HP

運営会社 株式会社パソナ
所要時間 登録から約2~3分
問題目安 7問
料金 無料
個人情報登録 パソナキャリアを利用する際は必要
公式サイト https://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアの年収診断・年収査定シミュレーションは、会員登録不要で利用できる市場価値診断サービスです。

6つの質問と簡単な学歴や職歴を入力するだけなので、気軽に利用できる点が魅力です。

会員登録すれば、パソナキャリアの転職エージェントを利用できます。診断結果に応じた求人の紹介を受けられるため、転職を見据えて市場価値診断したい人におすすめです。

パソナキャリアはこんな人におすすめ
  • 会員登録せずに適正年収が知りたい人
  • 会員登録して転職エージェントのサービスも利用したい
[button2 balloon=”\会員登録不要!/” “パソナキャリア公式サイト” ]https://www.pasonacareer.jp/[/button2]

type「市場価値診断テスト」|約3万人の職種などをもとに適正年収を診断できる

※画像出典:type公式HP 

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
所要時間 登録から5分
問題目安 55問
料金 無料
個人情報登録 登録
公式サイト https://type.jp/s/nenshu_lp/campaign22/

typeの市場価値診断テストは、約30,000人の職種や年齢別年収データをもとに、適正年収が診断できるサービスです。

質問は55問とやや多いですが、すべて選択式なので、5分程度で診断結果を得られます。

診断結果では、基礎能力や性格特性を把握することが可能です。コアスキルごとの偏差値が算出されるため、どのような職種に適しているかを判断する際に役立ちます。

type「市場価値診断テスト」はこんな人におすすめ
  • 自分に向いている仕事が知りたい人
  • 自分の適正年収が知りたい
[button2 balloon=”\約5分で本格診断!/” “type公式サイト” ]https://type.jp/s/nenshu_lp/campaign22/[/button2]

市場価値を正確に知りたい人向けの転職エージェント・スカウトサービス

市場価値診断ツールは手軽に利用できるものの、あくまで簡易的な診断になるため、精度には限界があります。

より市場価値を正確に診断したい場合は、スカウト型の転職サイトや転職エージェントに登録するのがおすすめです。

スカウト型の転職サイトは、登録すると自分のスキル・経験に興味がある企業からスカウトを受けられるので、より実際的な市場価値がわかります。

転職エージェントはプロの視点から採用されやすい求人を教えてもらえるので、どの程度のポストや年収が目指せるのか判断できます。

ここでは、とくにおすすめのスカウト型転職サイト・転職エージェント3選を紹介します。

サービス名 ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
リクルートエージェント
対応エリア 全国・海外 全国・海外 全国・海外
公開求人数 83,023 165,316件 [recruit_agent_open]
非公開求人数 [recruit_agent_close]
公式サイト

ビズリーチ|ハイクラスの転職に強い

※画像引用元:ビズリーチ公式HP

対応エリア 全国・海外
求人数 83,023件(2023年[update_month]月時点)
拠点数 8ヵ所
オンライン面談の有無 ヘッドハンターにより異なる
特徴 ・企業から直接スカウトが受けられる
・高年収、好待遇求人が豊富

ビズリーチはハイクラスに特化したスカウト型転職サービスです。

経歴やスキルなどを登録しておくと、興味を持った企業からスカウトがもらえるため、自分の市場価値を判断できます。

また、求人の1/3以上が年収1,000万円以上と、ハイクラスな求人を豊富に取り扱っているため、転職で年収アップやキャリアアップを狙いたい人におすすめです。

ただし、ビズリーチは無料でも利用できるものの、有料のプランに加入しなければすべての機能を使えないため注意が必要です。

ビズリーチはこんな人におすすめ
  • 転職で年収アップを目指したい人
  • 自分の市場価値をスカウトによって把握したい人
[button2 balloon=”\ハイクラス特化のスカウトなら/” “ビズリーチ公式サイト” ]https://www.bizreach.jp/[/button2]

関連記事:ビズリーチの特徴や評判・口コミを徹底解説!

リクルートダイレクトスカウト|年収800万円以上の求人が豊富

※画像引用元:リクルートダイレクトスカウト公式HP

対応エリア 全国・海外
求人数 423,712件(2023年[update_month]月時点)
拠点数 16ヵ所
オンライン面談の有無 ヘッドハンターにより異なる
特徴 ・年収800万円以上の求人が多い
・好条件のオファーを受け取れる

リクルートダイレクトスカウトは、年収800万円以上の求人が豊富なスカウト型の転職サービスです。

ビズリーチと同様、プロフィールを登録すれば、企業やヘッドハンターからスカウトが届くため、自分の市場価値を見極められます。

また、ビズリーチよりも求人数が多いこともリクルートダイレクトスカウトの特徴です。多くの求人のなかからスカウトが届くので、より市場価値を把握しやすくなるでしょう。

ただし、ハイクラス向けの転職サービスのため、一定の実績やスキルがなければ好条件のオファーを受け取ることは難しいといえます。

リクルートダイレクトスカウトはこんな人におすすめ
  • ハイクラス求人を探している人
  • 多くの求人から自分にあった転職先を探したい人
[button2 balloon=”\年収800万円以上の求人多数/” “リクルートダイレクトスカウト公式サイト” ]https://directscout.recruit.co.jp/[/button2]

リクルートエージェント|業界トップクラスの求人数を誇る

※画像引用元:リクルートエージェント公式HP

対応エリア 全国・海外
求人数 公開[recruit_agent_open]件、非公開[recruit_agent_close]件(2023年[update_month]月時点)
拠点数 16ヵ所
オンライン面談の有無
特徴 ・業界トップの求人数
・企業への交渉力が高い 

リクルートエージェントは、業界最大級の求人数を保有する総合型の転職エージェントです。

数多くの転職者を支援してきたノウハウをもとに、内定する確率が高い求人を紹介するため、自身の市場価値を知る助けになります。

履歴書の添削や面接対策など、転職サポートも業界トップクラスなので、転職活動に不安がある人におすすめです。

また、企業への交渉力が高く、給料交渉や内定の後押しをしてくれる点も魅力といえます。

リクルートエージェントはこんな人におすすめ
  • 求人数の多い転職エージェントを利用したい人
  • 実績豊富な担当者に相談したい人
[button2 balloon=”\完全無料/” “リクルートエージェント公式サイト” ]https://www.r-agent.com/[/button2]

関連記事:リクルートエージェントの特徴や評判・口コミを徹底解説!

エンジニア向けおすすめ市場価値診断サービス

ここでは、エンジニアにおすすめの市場価値診断サービスを紹介します。

サービス名 geechs job

LAPRAS

所要時間 登録から約5分 登録から約3分
問題数の目安 23問
料金 無料 無料
個人情報登録の有無 登録 登録

geechs job「市場価値診断」|診断結果をもとにアドバイスや求人紹介が受けられる

※画像出典:geechs job公式HP

運営会社 ギークス株式会社(geechs inc.)
所要時間 登録から約5分
問題目安 23問
料金 無料
個人情報登録 登録
公式サイト https://geechs-job.com/valuecheck

geechs job(ギークスジョブ)の市場価値診断は、ITエンジニア向けの市場価値診断サービスです。質問項目は、登録者約19,000人のスキルヒアリングをもとに作成されています。

診断結果をもとに、経験豊富なアドバイザーからキャリアアップに向けたアドバイスや求人紹介が受けられます。

運営会社はフリーランスの支援実績が20年以上あるため、フリーランスとして働くことを想定している人にもおすすめです。

geechs jobはこんな人におすすめ
  • 市場価値を知りたいITエンジニア
  • キャリアアップのアドバイス・求人紹介もしてほしい人
[button2 balloon=”\エンジニア向けの市場価値診断!/” “geechs job公式サイト” ]https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3NGKMT+8BH4DM+2OGI+62MDE[/button2]

LAPRAS|自分の得意分野を把握できる

※画像出典:LAPRAS公式HP

運営会社 LAPRAS株式会社
所要時間 登録から約3分
料金 無料
個人情報登録 登録
公式サイト https://lapras.com/

LAPRASは、クローリング技術と機械学習によって市場価値を診断するエンジニア向けのサービスです。診断結果は、Twitterやnoteなどのアカウント情報から分析されます。

技術力や影響力などが可視化されるため、自分の得意分野を把握することが可能です。また、ポートフォリオの情報をもとに、企業からスカウトが届く機能もあります。

LAPRASはこんな人におすすめ
  • 市場価値を知りたいITエンジニア
  • キャリアアップのアドバイス・求人紹介もしてほしい人
[button2 balloon=”\無料で気軽に診断する!/” “LAPRAS公式サイト” ]https://lapras.com/[/button2]

市場価値の診断を受ける3つのメリット

転職する際に市場価値診断を利用する3つのメリットを解説します。

現状の年収や待遇が適正かが分かる

希望の年収やポジションで転職するためには、自分の現状を客観的に把握しておくことが大切です。社内では高い評価を受けていても、社外では通用しないケースもあります。

市場価値診断を利用すると自分の能力や価値が把握できるため、他社でも通用するのか、キャリアアップのためにすべきことは何かといったことが見えるようになります。

転職か現職でキャリアを積むかの判断基準になる

現在の仕事を続けるか辞めるか悩んでいる場合は、自分の市場価値を把握することで現職でキャリアを積むか、転職するか判断しやすくなるでしょう。

診断結果が現在の年収より高い場合は、現職よりも高く評価してくれる企業に出会える可能性があるため、転職によって年収アップが期待できます。

もし、診断結果が現在の年収より低い場合は、現職に留まり実績を積むか資格を所得するなどした方が、キャリアアップにつながるかもしれません。

適正年収を把握することで、今後のキャリア設計にも役立ちます。

転職で年収交渉ができる

転職で年収アップを目指す場合、企業との年収交渉が必要になるケースもあるでしょう。

しかし、市場価値に見合わない金額で年収交渉をしても、企業から合意を得ることは難しいです。

自分の市場価値が把握できていれば、適正年収もわかるため企業と交渉しやすくなります。

また、自分の能力に見合った応募先を絞りやすくなるため、転職活動が進めやすくなるでしょう。

市場価値が低い結果が出た人はどうする?人材価値を高める方法

市場価値診断の結果を見て、落胆する人もいるかもしれません。しかし、自分の市場価値は資格を取得したり、仕事で実績を積んだりすることで、高められます。

新たなスキルや資格を習得

市場価値を高めるためにはスキルを磨いたり、資格を取得するなどして、足りない部分を補ったり得意部分をさらに伸ばしたりするのも手段のひとつです。

その際は、独学だけでなく、セミナーに積極的に参加したり、上司や先輩にアドバイスをもらうのも有効です。

そうすることで、新たな価値観や考え方を発見できる可能性があります。

また、転職市場は日々変動しているため、将来の動向を考慮した上で、習得するスキルや資格を選ぶようにしましょう。

現在の仕事で経験・実績を積む

市場価値を高めるためには、仕事で経験や実績を積むことが大切です。

特に、20代はまだ経験や実績が浅く、市場価値診断で想定よりも低い結果が出てしまうことも珍しくありません。

日々の仕事にしっかりと取り組めば、自然とできることが増えて実績も積みやすくなります。

キャリアアップを意識して実績を積めば、市場価値が高くなる可能性は十分にあります。市場価値はすぐに高まるわけではないため、長期的な視点で捉えるようにしましょう。

積極的に人脈を広げる

市場価値を高めるためには、人脈を広げることも大切です。人脈が広がると色々な人の意見を吸収できるので仕事の視野も広がります。

同じ業界の人だけでなく、幅広い業種の人と積極的に関わることで、仕事に活かせるアイデアが生まれることも多いです。

スキルが高い人と関わることで、どのような努力をしているのかといったヒントがもらえることもあるでしょう。

社外の勉強会やセミナーに参加すると、人脈が広がるだけでなく、知識を高めることも可能です。

市場価値の診断結果を転職に活かすには

転職する際には、市場価値診断の結果を参考にしましょう。

市場価値を把握した上で、自分にあった転職サイトや転職エージェントを利用すると効率的に転職活動を進められます。

転職先は年収以外もチェック

市場価値診断を利用すると、今の自分の適正年収を把握できます。適正年収が今の年収よりも高い場合、転職することで年収アップが期待できます。

しかし、転職する際には、年収以外の要素も確認することが大切です。

業務内容や待遇、社内の雰囲気などを確認せずに年収だけで企業を選んでしまうと、転職後にミスマッチが起こりやすくなります。

希望する条件に優先順位をつけて、総合的に判断するようにしましょう。

最新の市場価値で転職を検討

市場価値診断の結果は、あくまでも現時点での結果です。転職市場は日々変動しているため、診断を受けるタイミングによっては変わる可能性があります。

そのため、転職活動で市場価値を参考にする際には、最新の診断結果を見るようにしましょう。

また、転職を希望する業界のニーズや動向にも注視しておくと、希望にあった求人が見つかりやすいでしょう。

転職サイトや転職エージェントのサービスを利用

自分の市場価値を把握したあとに、転職サイトや転職エージェントなどのサービスを利用することで効率的に転職活動ができます。

サービスによってサポート内容が異なりますが、自力で求人を探して応募するよりも成功率が高まるでしょう。

転職サービスには、豊富な求人を取り扱う「リクルートエージェント」や「doda」といった大手総合型の転職サービスや、第二新卒向けや女性向け、ミドル層向けなど特定の利用者に向けた求人をメインに扱っている特化型のサービスもあるため、自分の目的にあったサービスを選ぶと良いでしょう。

目的 おすすめの転職サービス
豊富な求人と
幅広い業種から選びたい
リクルートエージェント
doda
リクナビNEXT など
IT・Web業界に絞って転職したい ワークポート など
未経験から正社員を目指したい UZUZ など

市場価値の診断でよくあるQ&A

最後に、市場価値診断で生じやすい疑問点を解消しておきましょう。

転職エージェント「ワークポート」のキャリアアドバイザーである神立賢一さんから、疑問に回答してもらいます。

市場価値の診断結果よりも好条件で転職することは可能?

転職市場における市場価値は、学歴や転職回数、年齢、スキルなどのさまざまな要素で決まり、サービスによっても診断方法は異なります。

そのため、市場価値の診断結果はあくまで一つの指標として捉えましょう。市場価値診断だけでは仕事への熱意まではわかりません。

そのため診断結果よりも条件が高い求人に応募したいときは、企業に入社したい熱意や、自分が貢献できることを面接でうまく伝えることで転職成功につながる可能性は十分あります。

また、市場価値以上の年収アップを目指す場合は、異業種への転職も視野に入れましょう。現在よりも平均年収が高い業種であれば、年収アップも期待できます。
[fukidashi title=”” src=”https://workport.co.jp/tenshoku-knowledge/wp-content/uploads/2023/01/神立賢一.jpg” info=”神立賢一さん/キャリアアドバイザー(株式会社ワークポート)” text=”転職市場における市場価値は、学歴、転職回数、年齢、コアとなるスキルやキャリアの有無(一貫性)、年齢相応のビジネス視座などの要素によって判断されます。”]

現状より市場価値が低くても転職したほうが良いケースはある?

[fukidashi title=”” src=”https://workport.co.jp/tenshoku-knowledge/wp-content/uploads/2023/01/神立賢一.jpg” info=”神立賢一さん/キャリアアドバイザー(株式会社ワークポート)” text=”市場価値の診断結果が低くても転職した方が良いケースはあります。転職はご自身とマーケット、応募企業群(内定を頂く企業様群)によって一人ひとり提示年収は変わりますし、ぴったりの予測は難しいです。また転職活動の進め方ひとつでも提示年収は変わってきますので、プロの転職エージェントをしっかり利用して活動することをオススメします。”]

市場価値診断と適職診断との違いとは?

適職診断とは、自分が向いている仕事を調べるために利用するものです。自分の適職が把握できるため、転職前にどのような仕事に就くべきか悩んでいるときに役立ちます。

市場価値診断は、個人のスキルや経験などをもとに、現在の妥当な年収やどれだけ能力があるかを判断する基準になるものです。

向いている仕事がわからない場合は、適職診断と市場価値診断を併用してみると良いでしょう。

市場価値診断をしてから転職活動をする人は多い?

[fukidashi title=”” src=”https://workport.co.jp/tenshoku-knowledge/wp-content/uploads/2023/01/神立賢一.jpg” info=”神立賢一さん/キャリアアドバイザー(株式会社ワークポート)” text=”私の経験からは、AIなどの価値診断というより、私達のような転職エージェントからの生の声で市場価値を知りたい方々が多いように見受けられます。ご面談時にご自身の市場価値を知りたいという方が半数以上です。”]

まとめ

転職によって年収アップを目指す場合は、市場価値診断を利用し、まず自分の市場価値を把握することが大切です。

市場価値診断を利用すると、自分の適正年収を把握できるため、現状よりも適正年収が高い場合は転職によって年収アップが期待できます。

ただし、年収だけで応募先を決めると、業務内容や社風などが合わない可能性があるので注意が必要です。

年収以外の要素もしっかり確認し、納得のいく転職を目指しましょう。