専門性を活かしてIT業界で転職したい、未経験ながらIT業界に挑戦したい場合はIT業界に強い転職エージェントの活用がおすすめです。

しかし、転職エージェントにはさまざまな選択肢があり、それぞれの強みが異なるためどこを選べばよいか迷う人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、IT業界に強い転職エージェントのなかからおすすめの15選を紹介します。即戦力採用のハイクラス向け、未経験者歓迎求人多数、外資系や海外進出に強い転職エージェントなどをタイプ別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

また、IT業界の職種別の平均年収や転職エージェントの活用のコツなども後半で詳しく解説します。

IT業界向け転職エージェントの選び方

IT業界への転職で転職エージェントを利用するなら、次のステップで進めるのがおすすめです。

1. IT業界に強く求人数の多い大手転職エージェントに登録
2. 自身のタイプにあわせた専門性の高いエージェントに登録
3. 転職エージェントの担当との相性を確認

ステップごとに詳しく解説します。

①IT業界に強く求人数の多い大手転職エージェントに登録

大手ならではのメリットは求人数の多さです。数多くの選択肢の中から求人を探してもらえるため、紹介を受けられる可能性が高いといえます。紹介される求人の内容によって、自分の市場価値を見直すきっかけにもなるでしょう。

ただし、IT業界に強い転職エージェントであっても、担当者の専門性はIT業界特化の転職エージェントと比べるとバラつきがあります。

さまざまな業界の求人を取り扱っているために、IT業界専門の担当者がつくとは限らないためです。専門性に疑問があれば担当者変更を依頼しましょう。

②自身のタイプにあわせた専門性の高い転職エージェントに登録

IT業界に特化した転職エージェントであれば、担当者の専門性が高いためより具体的な相談がしやすいというメリットがあります。自身の専門性や市場価値を最大限活かした転職を望むなら、IT業界特化の転職エージェントにも登録しましょう。

大手と特化型を併用すべき理由は、求人に出会うチャンスを増やすためです。抱えている求人は転職エージェントによって異なるため、複数社を併用することで幅広い求人に出会える可能性が高まります。

また、特化型のエージェントに相談して自身の強みやアピールポイントを具体化できると、大手転職エージェントでの転職活動に活かすことも可能です。

なお、特化型には未経験者歓迎、経験者優遇、外資系や海外進出、フリーランス歓迎などそれぞれの強みがあります。

③転職エージェントの担当との相性を確認

転職エージェントの担当者は転職のノウハウを備えたプロではありますが、相性の良し悪しには差があります。次のようなポイントをふまえて検討しましょう。

• 意見や悩みを伝えやすい雰囲気がある
• 熱心ではあるが高圧的ではない
• 連絡の頻度や時間が適切
• 転職者の都合に寄り添ってくれる
• アドバイスが的確
• 興味のある企業の情報に詳しい

熱心な担当者であっても、アドバイスが一方的に感じられたり求人紹介が高圧的だったりすると、不本意な転職活動になる恐れがあります。転職活動は1～3ヵ月ほどかかることが多いため、長期間でもストレスなくやりとりできる担当者と進めましょう。

カウンセリング・面談で相性をしっかりと吟味し、あわなければ担当者変更または転職エージェントの乗り換えもおすすめです。

IT全般におすすめの大手転職エージェント5選

サービス名	レバテックキャリア	リクルートエージェント	マイナビITエージェント	type転職エージェントIT	dodaエンジニアIT
公開求人数 （IT）	17,966件	[recruit_agent_it_open]件	[mynavi_it_agent_open]件	[type_agent_it_open]件	47,329件
非公開求人数 （IT）	―	[recruit_agent_it_close]件	[mynavi_it_agent_close]件	[type_agent_it_close]件	―
対応エリア	全国（青森・秋田・岩手・山形・福島・徳島除く）	全国	全国	首都圏がメイン	全国
特徴	年収アップ率80%	非公開求人多数	転職後の定着率97.5%	首都圏の転職に強い	診断ツールが充実
公式サイト	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

※求人数は2023年[update_month]月に編集部で調査

レバテックキャリア

※画像引用元：レバテックキャリア公式HP

レバテックキャリアは、IT職種別に専門アドバイザーが在籍している転職エージェントです。

大企業や急成長している企業の求人を多数取り揃え、利用した80％の人が年収アップを実現しています。「リモートワーク」「女性エンジニアが活躍中」「服装自由」など、細かい条件で検索できるのも魅力です。

また年に3,000回以上企業へ訪問しており、社内の雰囲気なども加味して求人を紹介してくれるので、ミスマッチが少ないこともメリットです。

リクルートエージェント

※画像引用元：リクルートエージェント公式HP

リクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントです。さまざまなIT系職種の求人を取り揃えているだけでなく、地方の案件も多いため地方への転職を考えている人にもおすすめです。

また30年以上の転職支援実績があり、応募書類添削や面接対策のサポートへの評価も高いのが特徴です。書類作成ツールなども用意されており、転職活動をスムーズに進められます。

関連記事：リクルートエージェントの特徴や評判・口コミを徹底解説！

マイナビITエージェント

※画像引用元：マイナビITエージェント公式HP

マイナビITエージェントは、IT・Webエンジニアの転職に特化した転職エージェントです。マイナビグループが運営しており、20〜30代の転職サポートに力を入れています。求人検索では「こだわり」のカテゴリから、リモートワークやフレックス出勤に絞って見つけることも可能です。

また、マイナビの人材紹介サービスを利用した人の定着率は97.5％と高めなので、求人のミスマッチが少ないといえるでしょう。業界に精通したアドバイザーも在籍しており、経験に自信がない人でも手厚いサポートを受けて転職活動を進められます。

type転職エージェントIT

※画像引用元：type転職エージェントIT公式HP

type転職エージェントITは、首都圏に特化したIT転職エージェントです。IT専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、経歴やスキルに見あった求人を紹介してくれます。求人情報の仕事内容が細かく記載されているため、入社後の働き方をイメージできるでしょう。

またtype転職エージェントを利用した人の68％が年収アップしているため、「転職して年収を上げたい」「キャリアアップしたい」という人にもおすすめの転職サービスといえます。

dodaエンジニアIT

※画像引用元：dodaエンジニアIT公式HP

dodaエンジニアITは、パーソルキャリアが運営するIT転職エージェントです。都市部だけでなく地方の求人も少なくありません。求人検索はwebエンジニアやSEなどの職種以外にも、PythonやSwiftといった言語からも探せるため、専門的な求人を求めている人にもおすすめです。

ITエンジニア専任キャリアアドバイザーによる手厚いサポートがあるだけでなく、IT系職種の「合格診断」というツールを利用することで、応募前に企業に入社可能なのか判断できることも特徴です。ほかにも、転職活動をサポートするさまざまな専用ツールがあります。

IT業界未経験の人向けおすすめの転職エージェント3選

初めてIT業界に転職する人は、以下の3つの転職エージェントがおすすめです。

サービス名	ワークポート	ウズキャリIT	ハタラクティブ
公開求人数 （IT）	[workport_it_open]件	―	[hataractive_it_open]件
非公開求人数 （IT）	―	―	―
対応エリア	全国	全国	全国
特徴	無料のエンジニアスクールを開講	20代未経験の転職に強い	20代未経験OKの求人に特化
公式サイト	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

※求人数は、2023年[update_month]月に編集部で調査

ワークポート

※画像引用元：ワークポート公式HP

ワークポートは、IT業界やゲーム業界に強い転職エージェントです。マンツーマンで転職をサポートする担当者が在籍しているほか、応募書類作成ツールや転職活動の進捗がわかるアプリなどもあり、手厚いサポート体制で転職希望者を支援しています。

また転職のノウハウが身に付く講座や無料のエンジニアスクールも開催しているため、未経験からIT業界に転職したい人にとって、強い味方になってくれるでしょう。

ウズキャリIT

※画像引用元：ウズキャリIT公式HP

ウズキャリITは、20代・未経験からIT業界を目指す人向けのIT転職エージェントです。徹底したキャリアカウンセリングやオーダーメイドの面接対策などをおこなっており、入社後の定着率が95.7%の実績があります。

また、ITに関する講義の動画を無料で40本閲覧できるため、転職活動と学習を同時進行できます。実際に訪問して基準をクリアした会社のみを取り扱っているので、職場の雰囲気など詳細な情報を事前に知ることができるのはうれしいポイントです。

ハタラクティブ

※画像引用元：ハタラクティブ公式HP

ハタラクティブは、20代や業界未経験の人向けの就職・転職をサポートしているエージェントです。ITエンジニアの非公開求人も多く取り揃えており、86.5%の人が大企業に内定しています。

大企業以外でも充実した研修制度のある企業を紹介してくれるため、IT業界で働いたことのない人も安心です。また、応募企業ごとにおこなう面接対策や入社後のフォローなど、手厚いサポート体制も整えています。

IT業界経験者の人におすすめの転職エージェント3選

「年収を上げたい」「キャリアアップしたい」という人は、以下の3つの転職エージェントに登録しましょう。

サービス名	TechClipsエージェント	ウィルオブテック	転職ドラフト
公開求人数 （IT）	704件	[willof_tech_open]件	―
非公開求人数 （IT）	―	― （求人全体の約7割）	―
対応エリア	首都圏（東京・神奈川・埼玉・千葉）	全国	―
特徴	年収500万円以上・自社開発企業の求人に特化	2名体制で転職者をサポート	転職成功者93.8%の年収が平均126万円アップ
公式サイト	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

※求人数は、2023年[update_month]月に編集部で調査

TechClipsエージェント

※画像引用元：TechClipsエージェント公式HP

TechClipsエージェントは、年収500万円以上の求人のみを取り扱っているIT転職エージェントです。年収アップ率は95%と高く、多くの人がTechClipsエージェントでキャリアアップに成功しています。

現役のエンジニアがカウンセリングを実施して求人紹介するためマッチング率が高く、転職後1年以内に離職した人はゼロという実績があります。また取り扱っている求人もSIerや事業会社、ITコンサルタントなど、幅広いことも特徴です。

ウィルオブテック

※画像引用元：ウィルオブテック公式HP

ウィルオブテックは、転職者に対して2名体制でサポートする点がユニークなエンジニア向け転職エージェントです。スキルアップや年収アップを目指す求職者の希望に対し、入念なカウンセリングとコンサルティングによって最適な求人を提案しています。

求人検索の項目にはリモートワーク・プライベート充実・社会貢献などがあり、自分の目的にあった求人を探せるのも魅力です。さらに保有している求人の70％が非公開求人であるため、ウィルオブテックに登録することで良質な求人に出会える可能性があります。

転職ドラフト

※画像引用元：転職ドラフト公式HP

定期的に開催される企業からの入札（ドラフト）によって仕事内容と金額が提示される、独自のサービスを展開しています。スキルや経験を記載したレジュメをもとに入札がおこなわれるため現職の給与額に左右されない本当の市場価値がわかるのが大きな特徴です。

この方法で転職成功した93.8%の人が平均126万円の年収アップを果たしています。転職エージェントのように求人を探してもらえるわけではないため、すぐにでも転職したい人には不向きですが、よい求人があれば転職を検討したいと考えている人にはおすすめです。

IT系フリーランスにおすすめのエージェント3選

サービス名	レバテックフリーランス	Midworks	フォスターフリーランス
公開求人数 （IT）	[freelance_levtech_opennew]件	9,240件	2,715件
非公開求人数 （IT）	[freelance_levtech_close]件	―	―
対応エリア	関東・東海・関西・九州	首都圏・関西	東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県が中心
特徴	福利厚生パッケージを提供	子育て両立支援あり	25年の実績とノウハウ
公式サイト	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

※求人数は、2023年[update_month]月に編集部で調査

レバテックフリーランス

※画像引用元：レバテックフリーランス公式HP

案件獲得の営業と金額交渉を代行してもらえるため、転職エージェントのように活用できるサービスです。案件参画中のフォローも充実しており、契約更新率は93%（2022年6月実績）という高い値を示しています。継続的に案件を獲得したい人におすすめです。

また、人間ドックの優待価格による提供や学習サービス、引っ越しや結婚のお祝い制度、娯楽の優待などの福利厚生が充実しています。フリーランス同士の懇親会も開催されているため、横のつながりがほしい人は登録してみましょう。

Midworks

※画像引用元：Midworks公式HP

Midworksは、週2～3日の勤務やリモート案件が多数そろっているフリーランスエージェントです。各種保険やワークスペース、法務や税務の相談ができるため正社員並みのバックアップを受けられます。

また福利厚生として、全国1,300の保育施設やベビーシッター、育児用品の優待などを受けられる子育て両立支援があります。ワークライフバランスを重視する人はMidworksに相談してみるとよいでしょう。

フォスターフリーランス

※画像引用元：フォスターフリーランス公式HP

フォスターフリーランスは、1996年のサービス開始以来、ITエンジニアのフリーランスに特化してサポートしてきた老舗です。長年のノウハウと実績によって、常時5,000件以上の優良案件をそろえています。最短3日で就業できるスピード感も強みです。

取り扱い案件を大きくわけると、BtoC企業の常勤案件と銀行・公共の業務案件の2種類があります。高報酬案件が多く最高報酬230万円の案件もあるため、案件ごとの報酬額を重視する人におすすめです。

外資系企業に転職したい人向けおすすめ転職エージェント2選

外資系企業への転職を検討している人は、以下の2つの転職エージェントを利用しましょう。

サービス名	ランスタッド	JACリクルートメント
公開求人数 （IT）	ー	[jac_recruitment_it_open]件
非公開求人数 （IT）	―	―
対応エリア	全国・海外	全国・海外
特徴	39の国と地域に4,400以上の拠点を持つ	ハイクラス・ミドルクラスの転職に特化
公式サイト	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

※求人数は、2023年[update_month]月に編集部で調査

ランスタッド

※画像引用元：ランスタッド公式HP

ランスタッドは、外資系企業の転職に強い転職エージェントです。本社はオランダにあり、世界トップクラスの総合人材サービス会社だからこそ、海外の求人案件が豊富にあります。

IT業界に詳しい担当者もいるため、書類添削や面接対策も安心して依頼できます。年収3,000万円以上のエグゼクティブ求人も取り揃えており、キャリアアップを目指している人にもおすすめです。

JACリクルートメント

※画像引用元：JACリクルートメント公式HP

JACリクルートメントは、管理職や技術職の転職を得意としている転職エージェントです。ロンドン発祥の人材紹介会社であり、海外進出している日系企業や外資系企業の求人を多数保有しています。

これまでの支援実績は約43万人と豊富で、ノウハウを活かした充実の転職サポートも特徴のひとつです。英文レジュメ添削サービスもあり、初めて外資系企業に転職する人にとって強い味方になってくれるでしょう。

IT業界向け転職エージェントを活用するコツ

さまざまな転職エージェントを紹介してきましたが、各転職エージェントをうまく利用するためには、以下のコツを押さえておきましょう。

• 複数の転職エージェントに登録
• ポートフォリオを作り込む
• 紹介される企業について自身でも情報収集

それぞれ順に解説していきます。

複数の転職エージェントに登録

転職エージェントを上手に活用するためには、複数登録することがおすすめです。エージェントごとに強みがあるだけでなく、独占・非公開求人を保有しているため、複数登録することで出会える求人の幅を広げられます。

また担当者を比較して、より相性のいい担当に絞り込めるメリットもあります。複数に登録し、目的にあわせて転職エージェントを使い分けましょう。

ポートフォリオを作り込む

スキルや経歴に嘘をつかず、提示できるものは包み隠さずポートフォリオに記載することも大切です。

スキルや経歴を偽ってしまうと、ミスマッチの求人を紹介されたり適切なアドバイスを受けられなかったりするかもしれません。さらに、サポートしてくれている担当者との関係が崩れる恐れもあります。

事前にポートフォリオを作りこんでおけば内定も獲得しやすくなるため、時間をかけて作成することをおすすめします。

紹介される企業について自身でも情報収集

転職エージェントの話を鵜呑みにするのではなく、自身で企業研究することも大切です。

転職エージェントでは担当者から企業情報を教えてもらえますが、自身である程度企業について調べておくと、担当者に企業について深ぼる質問ができるため、有益な情報を得られます。

転職活動のすべてを転職エージェントに頼るのではなく、自身でも会社のリアルな口コミや評判を調べてから応募するか最終決断しましょう。

IT業界向け転職エージェントを利用する際の注意点

IT業界未経験の人を想定し、転職エージェントを利用する際の注意点を解説します。

「未経験歓迎」の文言だけで転職を決めない

求人情報に「未経験歓迎」という文言があっても、本質を大きくわけると次の3種類があるため注意が必要です。

• 未経験でもスキルアップできる教育制度が整備されている企業
• 人材の入れ替わりが激しく人員補充したい企業
• スキルアップの見込みが薄い雑務を任せたい企業

1番目であれば未経験からスキルアップを望めるため、IT業界に挑戦したい人におすすめです。しかし、2番目と3番目は労働環境が厳しく、長く勤めてもスキルアップへとつながらない恐れがあります。

これを見極めるためにも、未経験者歓迎求人の募集背景を転職エージェントに確認しましょう。

紹介された企業情報を自分でも調べる

転職エージェントは転職者に寄り添うことが原則です。そのため、転職者に対して誠実に情報を開示し、転職の意志は転職者にゆだねることが基本です。

しかし、ノルマがある場合は強引に転職を勧める可能性も0ではありません。また、企業の内情に詳しくないケースもあります。

自分でも企業情報を調べることで希望条件とは異なる企業に転職する可能性を減らせるでしょう。方法としてはOpenworkや転職会議などで企業を検索し、口コミを調べることがおすすめです。企業のリアルな内情がわかるため判断しやすくなります。

また、企業研究をすることで、応募企業への効果的なアピールができる可能性も高まります。

ITエンジニアの年収は？将来性も含めて解説

ここでは、ITエンジニアの平均年収と業界の将来性を解説します。

ITエンジニアの平均年収

ITエンジニアの職種別平均年収は次のとおりです。

”参考：doda「平均年収ランキング」”

そのほかの職種も含めたITエンジニア全体の平均年収は438万円です。平均と比較すると、技術だけでなく高いマネジメントスキルも問われるプロダクトマネージャーやITコンサルタントの平均年収が高い傾向にあります。

年収アップを望むなら、技術を身に付けたうえでマネジメントを経験できる職場でノウハウを蓄積することをおすすめします。

ITエンジニアの将来性

経済産業省はDXの実現によって2030年に実質GDPの押しあげを目指しています。これにともない、IT業界と直接の関係がない場合でもIT技術の必要性が高まってきています。

しかし、現状は市場の拡大に人材の数が追いついていないため、転職市場は売り手市場であるといえます。2025年にはIT人材不足が約43万人近くに拡大すると予測されており、今後もしばらくはIT人材の需要が高い状況が続くでしょう。

ただし、売り手市場がいつまでも続くとは限らない点と、需要が高い技術に限定されていく点には注意が必要です。

目先の年収ではなく生涯年収の上昇を考えるのであれば、今後も市場拡大が期待されるAIやクラウドに対応できる技術を身に着けるなど対応領域の拡大を目指しましょう。

”参考：経済産業省「DXレポート」”

【Q&A】IT業界への転職

IT業界への転職でよくある疑問は以下のとおりです。

• 内定をもらうには転職エージェントの利用が必須か？
• 転職エージェントを活用し内定をもらうまでの流れは？
• 資格は取得したほうがよいか？

ここでは、各疑問の回答を見ていきましょう。

内定をもらうには転職エージェントの利用が必須か？

転職エージェントを利用することは必須ではありません。自身で求人を探して応募する「転職サイト」やハローワークなどのサービスを利用しても、内定をもらえる可能性は十分にあります。

ただし、応募書類の書き方や面接に自信がない人や、自分で求人を選べない人は、エージェントの力を借りたほうが内定を獲得しやすいでしょう。企業と交渉して年収アップを実現しやすくなるメリットもあります。

IT営業職への転職におすすめのエージェントは？

営業職の場合はエンジニアほどの知識が求められないことも少なくありません。そのため、営業職に強い転職エージェントであればIT業界内の営業職を紹介してもらえる可能性はあります。

ただし、年収アップや待遇面の改善を希望するなら、IT営業ならではの知識やスキルを活かすためにIT業界に強い転職エージェントに相談することがおすすめです。

また、未経験からIT業界に挑戦するために営業職を希望している人はIT業界に強い転職エージェントのなかでも、未経験歓迎求人が多いところを選びましょう。

IT業界に強く未経験歓迎求人も多数抱えている転職エージェントとしては、ワークポートがあげられます。

30代未経験でIT業界に転職できる？

20代と比べると即戦力となることが求められる30代は、未経験歓迎求人を探すことがやや難しくなるでしょう。特に35歳以上の場合、応募できる求人数が少なくなる傾向にあります。

また、応募は可能でもライバルに20代がいれば難易度が上がるため、より積極的かつ的確なアピールが必要です。現職がIT業界ではなくても、活かせる経験やマネジメントスキルがあれば有利になる可能性もあります。

転職エージェントに相談することで、企業の特徴にあわせたアピール方法を尋ねられるためうまく活用するとよいでしょう。ただし、未経験の業界に挑戦するときは年収が下がる傾向にある点には留意する必要があります。

転職エージェントを活用し内定をもらうまでの流れは？

転職エージェントに登録し、内定をもらうまでの一般的な流れは以下のとおりです。

• 登録
• 転職エージェントからの電話
• 面談
• 求人紹介
• 応募書類の添削
• 面接対策
• 面接
• 内定

内定後は、転職エージェントが年収や入社日などの交渉をおこなってくれます。また、現職からの退職をサポートしてくれる事業者もあるため、転職活動の流れのなかで不安に感じるところはすぐに相談しましょう。

資格は取得したほうがよいか？

実績や経歴がある場合は、資格がなくても内定をもらえます。ただし資格を取得することで知識やスキルの証明となり、採用される可能性は高まるでしょう。

以下のような資格を取得しておけば、アピール材料になります。

• プログラミング言語に対する理解もアピールできる「基本情報技術者試験」
• 高度なIT関連の知識を持っていることを提示できる「応用情報技術者試験」

まとめ

IT業界への転職は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントに登録することで、経歴やスキル、希望にあった求人を紹介してくれます。また、応募書類の添削や面接対策、内定後の条件交渉など、転職に関するあらゆるサポートも受けられます。

転職エージェントを有効活用するためには、複数のサービスに登録しましょう。複数登録することで、さまざまな求人をチェックできるほか、相性のよい担当者に出会えたり目的別に使い分けられたりします。IT業界向け転職エージェントに登録して、スムーズな内定を目指しませんか。