格安SIMはモバイルWi-Fiルーターに挿して使える!おすすめのサービスや端末を紹介

「格安SIMを契約して、手持ちのモバイルWi-Fiルーターに挿しても利用できるのか?」「スマホのテザリングとどちらがお得なのか?」など悩んでいる方もいるのではないでしょうか。格安SIMとモバイルWI-Fiルーターは、組み合わせて利用すると単体での契約よりお得になるケースがあります。

組み合わせ方によって最適な料金プランも変わってきます。また、格安SIMとモバイルWi-Fiルーターの相性によっては使用できない場合もあるので、あらかじめどのようなパターンなら利用できるのかを知っておくことも大切です。

そこで、この記事では格安SIMとモバイルWi-Fiルーターの組み合わせ方や、おすすめの格安SIMサービス・端末をわかりやすく解説します。

格安SIMとWi-Fiを組み合わせたおすすめの使い方

まずは、大前提として格安SIMと、モバイルWi-Fiルーターを含むさまざまなWi-Fiサービスを組み合わせることでどのようなメリットがあるのかを知っておきましょう。それぞれのメリット・デメリットを知ることで、自分にどの使い方が一番合っているのかを判断できます。

格安SIMとWi-Fiの組み合わせとしては、おもに次の3種類があります。

  • 格安SIMのテザリング機能を利用する
  • モバイルルーターに格安SIMを挿して利用する
  • 格安SIMとWi-Fiサービスを併用する

それぞれ見ていきましょう。

格安SIMのテザリング機能を利用する

1つは格安SIMをスマホやタブレットに挿し、テザリング機能を使用してWi-Fi接続する方法です。ドコモやauなどのケータイキャリアとの契約でもテザリングが利用できますが、無制限プラン以外では料金がかかりやすくなります。しかし、格安SIMを契約してテザリングを行なえば、「格安」の名前の通りケータイキャリアよりも安く大量のデータ通信が可能です。

メリット デメリット
・ケータイキャリアより料金が安い(無制限プラン以外)
・契約期間の縛りがない=違約金が発生しない
・端末を別途購入する必要がない
・端末のバッテリー消費が激しい
・データ容量に制限がある
・格安SIMによっては対応していない

○格安SIMとモバイルWi-Fiルーターの料金比較表

サービス名 種別 月額料金
ahamo 格安SIM 2,970円(20GB)
mineo 格安SIM 1,925円(データ専用・20GB)
Y!mobile 格安SIM 3,278円※初年度(翌年度以降オプション料金+550円)
(シンプルM・データ増量オプション付き20GB)
MONSTER MOBILE モバイルWiFiルーター 1,980円(20GB※縛りあり2年契約)
2,640円(20GB※縛りなし)

格安SIMとモバイルWi-Fiルーターでそれぞれ20GBのデータ容量を契約した場合の料金を比較すると、もっとも安いのが格安SIMでデータ専用を契約する場合です。次点でモバイルWiFiルーターとなります。「ahamo」や「Y!mobile」はそれぞれデータ専用ではなく音声通話つきのプランになるため、割高になります。

【料金が安い】格安SIM(データ専用)>モバイルWi-Fiルーター>格安SIM(音声通話つき)【料金が高い】

モバイルルーターに格安SIMを挿して利用する

ほかに、お手持ちのモバイルルーターに格安SIMを挿して利用する方法もあります。たとえば過去にモバイルWi-Fiルーターを契約していてそのとき使用していた端末が手元にある場合や、新たにSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを購入する場合に有効な方法です。

モバイルWiFiサービスでは基本的にモバイルWi-Fiルーターのみの販売はしていないため、SIMフリー以外の新品端末は契約時のセット購入でしか手に入りません。
メリット デメリット
・モバイルWi-Fiサービスを契約するより安く
なりやすい
・契約期間の縛りがない=違約金が発生しない
・機種選択の幅が広い(中古品も可)
・無制限プランがない
・通信速度が遅くなりやすい
・SIMロック解除しなければ使えないことが
ある

「格安SIMのテザリング機能を利用」の項目で述べた通り、モバイルWi-Fiサービスよりも格安SIMのデータ通信プランの方が同容量なら価格が安いので、料金を抑えやすいです。しかし、格安SIMには基本的に無制限プランがないため、無制限・大容量のデータ通信をしたいならモバイルWi-Fiサービスを直接契約した方がコスパがよくなります

また、モバイルWi-Fiルーターを直接契約する場合に比べて、格安SIMの方の回線速度が遅いことが多いため、大量のデータダウンロードにはあまり向きません。

モバイルWi-Fiルーターはお手持ちのものや中古品の購入などで好きな端末を利用できますが、その一方でモバイルWi-Fiルーターの対応キャリアと格安SIMの回線が合わない場合はモバイルWi-Fiルーター側のSIMロック解除が必要になることがあります。特に古い機種に多いため、中古品を購入する場合はロックがかかっていないか確かめましょう。

格安SIMとWi-Fiサービスを併用する

格安SIMとモバイルWi-Fiサービス(あるいはホームルーター)をそれぞれ契約して使い分ける方法もあります。格安SIMとWi-Fiをそれぞれ契約するとお互いのいいとこ取りができ、正規のケータイキャリアが提供するスマホ向け大容量プランよりも料金が安くなりやすいです。

格安SIMとWi-Fiの併用で無制限プランが安くなる
特におすすめなのが、スマホの無制限プラン(ドコモ「5Gギガホプレミア」/au「使い放題MAX 5G」ソフトバンク「メリハリ無制限」)を契約している場合ののりかえです。Wi-Fiサービスの中でも「WiMAX」回線なら無制限のデータ通信が可能なので、格安SIMと組み合わせれば料金を抑えられます。

○「キャリアの無制限プラン」と格安SIM+モバイルWi-Fiルーター」での料金比較表

プラン1 プラン2 プラン1と2の合計月額
ドコモ(5Gギガホプレミア/月額7,315円) 月額7,315円
au(使い放題MAX 5G/月額7,238円) 月額7,238円
ソフトバンク(メリハリ無制限/月額7,238円) 月額7,238円
mineo(音声通信つき1GB/月額1,298円) カシモWiMAX
(実質月額4,307円)
月額5,605円
※カシモWiMAXの実質月額は「(24ヶ月間の月額料金+端末代+事務手数料)-キャッシュバック額」の合計を24で割り算出
格安SIM+Wi-Fiの組み合わせプランと、各スマホキャリアの無制限プランとの料金差は1,700円程度です。
家族割や光回線とのセット割引などを駆使すると、スマホキャリアで無制限プランを契約する方が安くなる可能性があります。

【目的別】格安SIMとルーターをセット契約できるプロバイダ3選

格安SIMとモバイルWi-Fiルーターを組み合わせて利用する際、それぞれ種類が豊富なのでどれを選べばいいのかわからず困る方も多いのではないでしょうか。そこで、それぞれのおすすめを厳選してご紹介します。まずは格安SIMを3種類ピックアップしました。

安さならドコモ回線|ドコモ回線のおすすめ2選

モバイルWi-Fiルーターと格安SIMは「バンド」といって、対応する周波数が決まっています。それぞれの周波数が一致しないと使えません。モバイルWi-Fiルーターは特にドコモの回線に対応しているものが多いため、格安SIMもドコモを選ぶと選択肢が多く、安く契約できる格安SIMが豊富にあります。

そこで、ドコモ回線を使用した格安SIMからおすすめの2社をご紹介します。

ahamo

引用元:ahamo公式サイト
料金プラン 20GB:2,970円/月
100GB:4,950円/月(※データ大盛りオプション利用)
オプション データ大盛り(80GB増量):1,980円/月
対応回線 ドコモのみ
5G対応

ahamoはドコモのサブブランドなので、ドコモ回線との相性が抜群です。他社のドコモ対応格安SIMよりも安定性が高く、サブブランドであることからサポートにも期待できます。

プランはデータ量20GBが基本ですが、オプション料金を支払うと「大盛り」の100GB大容量契約が可能になります。モバイルWI-Fiルーターにぴったりのプランです。標準で海外データ通信も20GBまで無料で利用できるため、数日海外に出張や旅行に行く場合も別途契約をせずに済み、役立ちます。

IIJmio

引用元:IIJmio公式サイト
料金プラン ※データ専用SMSつき
2GB:820円/月
4GB:970円/月
8GB:1,470円/月
15GB:1,780円/月
20GB:1,980円/月
オプション IIJmio WiFi by エコネクト:398円/月
(全国15万ヶ所のWi-Fiスポット利用)
対応回線 ドコモ・au
5G対応

IIJmioは老舗の格安SIMのひとつ。自社で「IIJmioひかり」というインターネットサービスを提供していることもあり、通信業界では抜群の信頼性があります。格安SIMはドコモ・au網に対応しており、余ったデータ量を翌月にくりこしできるのが魅力です。プランは2・4・8・15・20GBの5段階なので、「ahamoの20GBは多すぎる、少ないデータ量で契約したい」という方にもおすすめします。eSIMや5G通信にも対応しており、幅広いニーズに応えられます。

快適さならSoftbank回線|Y!mobile

引用元:Y!mobile公式サイト
料金プラン シンプルS:(3GB)2,178円/月
シンプルM:(15GB)3,278円/月
シンプルL:(25GB)3,780円/月
※2回線目以降1,188円割引/月(家族割引適用時)
オプション データ増量オプション:550円/月(プランに応じて2or5GBを追加)
故障安心パックライト:550円/月(SIM単体契約専用)
対応回線 ソフトバンク
5G対応

ソフトバンク回線を利用してWi-Fi通信をしたいのなら、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileがおすすめです。Y!mobileは格安SIMでありながらソフトバンク回線とほとんど変わらない高品質な通信ができます。

また、「ソフトバンク光」「SoftBank Air」「Yahoo!プレミアム」「PayPay」などさまざまな系列サービスとの相性がよく、割引やキャンペーンの適用でお得に使えるのが魅力です。ほかにも、2回線目以降は利用料金が割引になるのがY!mobileならではのメリット。複数回線の利用を考えているならY!mobile一択といえます

SIMフリーのおすすめモバイルWi-Fiルーター

格安SIMと組み合わせて使うなら、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターが便利です。SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターは、回線契約をしなくてもAmazonや楽天市場などの通販で端末本体だけ簡単に購入できます。また、ヤフオク!やメルカリ、Amazonのマーケットプレイスなどを利用して中古品を購入することも可能です。

格安SIMの契約だけだと、スマホとのセット販売はあってもモバイルWi-Fiルーターとのセット契約はなかなかないので、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを別途購入すると選択肢も豊富で快適な通信ができます。

しかし、初めて購入する方はどれを選べばよいのか悩みがち。そこで、おすすめのSIMフリーモバイルWi-Fiルーターを5つピックアップしてご紹介します。

MR05LN|Aterm

引用元:Aterm Station
発売時期 2016年9月1日
通信速度 下り最大375Mbps
サイズ 約63×115×11mm
重量 約115g
連続通信時間 約14時間
SIMカードサイズ nanoSIM×2

NECプラットフォームの人気ブランド「Aterm」シリーズの1つです。前機種の「MR04LN」は下り最大300Mbpsでしたが、この機種は新規格のLTE-Advanedに対応しているため下り最大375Mbpsと大幅な進化を遂げています。他の機種よりスピードが出るため、高速なSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを探すなら最適な1台です。また、nanoSIMが2枚挿せるようになっているデュアルSIM対応なのもほかのルーターにはなかなかないメリットといえます。

+F FS030W|富士ソフト

引用元:富士ソフト株式会社公式サイト
発売時期 2016年12月22日
通信速度 下り最大150Mbps
サイズ 74×74×17.3mm
重量 約128g
連続通信時間 最大20時間
SIMカードサイズ microSIM

富士ソフトの「+F FS030W」は、3060mAhの大容量バッテリーが特徴的な1台です。Wi-Fi使用時は最大20時間、Bluetooth使用時は最大24時間の連続通信ができます。まる1日の外出でWi-Fiをずっと使い続ける環境では非常に役立つでしょう。バッテリーが劣化したときは素人でも簡単に交換できる、電池パックを採用しています。ほかに、専用のクレードル(別売)に挿せば有線接続にも対応します。出張や旅行、自宅での通信まで、長時間利用が前提の方におすすめの1台です。

Mobile WiFi E5785|HUAWEI

引用元:HUAWEI公式サイト
発売時期 2020年7月7日
通信速度 下り最大300Mbps
サイズ 108×62×17.3mm
重量 127g
連続通信時間 約12時間
SIMカードサイズ micro-SIM

価格の安いSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを探しているなら、HUAWEIの「E5785」が最適です。通信速度やバッテリー、サイズなどどれもバランスがよく、コスパに優れます。通信速度はLTE Cat 6に新しく対応したため、下り最大300Mbpsの通信が可能。またバッテリーは700時間の待受時間もしくは12時間の連続稼働に対応しています。同時接続数は最大16台まで 対応しているので、大量の端末をそれぞれ接続するのにも便利です。

MP02LN|Aterm

引用元:Aterm Station
発売時期 2019年10月上旬
通信速度 下り最大150Mbps
サイズ 約50×91×12mm
重量 71g
連続通信時間 約10時間
SIMカードサイズ nanoSIM

とにかく小さくて軽く、持ち運びしやすい機種を探しているなら「MP02LN」をおすすめします。重量はなんと、一般的な端末の半分程度にあたる71g。クレジットカード以下のサイズを実現した業界内でも屈指の小型ルーターです。また、2019年に発売された機種なので価格も下がってきており、もともと1万数千円で購入できる機種でしたが現在は新品で実売価格8,000円程度まで値下がりしています。小さくてコスパのよい機種を探している方にぴったりです。

AirCard 797|NETGEAR

引用元:NETGEAR公式サイト
発売時期 2020年1月10日
通信速度 下り最大300Mbps
サイズ 68×15.4×110 mm
重量 136g
連続通信時間 11時間
SIMカードサイズ micro-SIM

AirCard 797は最大32台もの端末を同時接続できるのが魅力のモバイルWi-Fiルーターです。通信速度は下り最大300Mbps、上り50Mbps。上り速度はそれほど速くないため、アップロードはあまりしない方におすすめします。1.77インチのディスプレイもついており、バッテリー残量や通信状況を確認可能。

また、「ゲストWi-Fiモード」に対応しているため、自分のネットワークとは隔離されたゲスト専用のネットワークを一時的に貸し与えることもできます。お互いのセキュリティを守るのに最適な1台です。なお、SIMフリーですが基本的にドコモの格安SIMのみの対応です。

中古のモバイルWi-Fiルーターも格安SIMとセットで使える!

過去にY!mobileやドコモなどと契約したことがある方は、お手持ちの古いモバイルWi-Fiルーターにそのまま別の格安SIMを挿して利用することも可能です。また、中古で安く購入する手もあります。そこで、キャリアごとに利用可能な機種の例と、相性のよい格安SIMをご紹介します。

ドコモの中古端末

ドコモの販売機種では、定番の「Wi-Fi STATION」シリーズをモバイルWi-Fiルーターとして利用可能です。中古品を購入しても基本的にSIMロック解除の必要はないため、そのままSIMカードを挿して利用開始できます。

Wi-Fi STATIONには本体の後側にリアカバーがついており、リアカバーを外して格安SIMをセットし使用します。

利用可能なSIMのサイズは「MicroSIM」です。「MicroSIM」以下のサイズのSIMをお持ちの場合は、市販されているSIMサイズ変換アダプターを利用してSIMのサイズを変更しましょう。逆にサイズが大きい場合は小さくできないため、格安SIMでMicroSIMに変更手続き(有料のことが多い)をしてもらうのがおすすめです。

相性のよい格安SIMは「IIJmio」

引用元:IIJmio公式サイト
料金プラン ※データ専用SMSつき
2GB:820円/月
4GB:970円/月
8GB:1,470円/月
15GB:1,780円/月
20GB:1,980円/月
オプション IIJmio WiFi by エコネクト:398円/月
(全国15万ヶ所のWi-Fiスポット利用)
対応回線 ドコモ・au
5G対応

中古品のWi-Fi STATIONに挿す格安SIMには「IIJmio」がおすすめです。IIJmioは1人で契約するのはもちろん、複数人(複数回線)契約してもお得なサービスが特徴。たとえば20GBのプランを2回線分契約すると、合計40GBを2回線間でシェアできます。基本的なプランは20GBまでですが、複数回線分契約することで容量を柔軟に追加できるのが魅力です。もちろん、家族それぞれが契約してお互いに余った分をあげたり、もらったりしても構いません。

回線も4G/5Gに対応しているので、5G対応の最新Wi-Fi STATIONを中古で購入して利用するのにも向いています。

Y!mobile・ソフトバンクの中古端末

Y!mobileやソフトバンクで販売しているモバイルルーターは、中古品を購入すればそれぞれ格安SIMを挿して利用できます。中古で購入する場合はバッテリの持ちが悪いことがあるので、できるだけ新しいものや状態のよいものを購入するのがおすすめです。

ソフトバンクは2015年5月29日以降、Y!mobileでは2021年5月12日以降の販売機種ならSIMロック解除に対応しているため、比較的最近発売された機種なら解約後(もしくは中古品)はSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターとして利用できます。

Y!mobileやソフトバンクの機種は汎用性が高く、利用可能な格安SIMサービスが多いのが魅力です。

相性のよい格安SIMは「Y!mobile」

引用元:Y!mobile公式サイト
料金プラン シンプルS:(3GB)2,178円/月
シンプルM:(15GB)3,278円/月
シンプルL:(25GB)3,780円/月
※2回線目以降1,188円/月割引(家族割引適用時)
オプション データ増量オプション:550円/月(プランに応じて2or5GBを追加)
故障安心パックライト:550円/月(SIM単体契約専用)
対応回線 ソフトバンク
5G対応

Y!mobileやソフトバンクで売られている機種なので、相性がよいのはもちろんY!mobileです。Y!mobileでは「シンプルS/M/L」「スマホベーシックプラン」「シェアプラン」のいずれもSIMカードのみの購入ができます。端末を中古で購入しこれらのプランを契約すれば総額が安く済むでしょう。

ただし、Y!mobileではキャンペーンが多く、機種代金が割引されるキャンペーン、あるいはPayPayで購入金額に応じたボーナスポイントが戻ってくるキャンペーンなども実施していることがあります。このようなキャンペーンを利用すると最新機種を手に入れられる上にポイントを獲得できるチャンスなので、契約前にチェックしておくのがおすすめです。

WiMAXの中古端末

WiMAXの中古端末はWiMAXやau回線に対応した格安SIMで利用できます。WiMAX対応の端末は基本的に各プロバイダのセット販売でしか入手できないため、au回線の格安SIMと組み合わせるなら新品ではなく中古購入が前提です。まれに新古品が売られていることもあるため、安く綺麗な端末がほしいなら新古品を狙いましょう。

最新の機種は5Gに対応しています。過去には「WX06」「W06」などの端末が人気でしたが、これらの端末は5G対応でないため5G通信はできません。お住まいのエリアが5Gに対応しているか、契約予定の格安SIMで5Gを利用できるかなども考慮して格安SIMやモバイルWi-Fiルーターを選択しましょう。

相性のよい格安SIMは「UQモバイル」

引用元:UQモバイル公式サイト
料金プラン くりこしプランS +5G(3GB)1,628円/月
くりこしプランS +5G(15GB)2,728円/月
くりこしプランS +5G(20GB)3,828円/月
オプション 増量オプションⅡ(プランに応じて2or5GBを追加):550円/月
au Wi-Fiアクセス(au Wi-Fiスポット利用):無料
ギガぞうWi-Fi(VPN通信機能):165円/月
対応回線 au
5G対応

WiMAXはau回線なので、au回線系の格安SIMといえばおすすめはUQモバイルです。UQモバイルはWiMAXの本家プロバイダにして、auのサブブランドでもあります。速度やサポートなど申し分なく、快適な利用ができるでしょう。

なお、UQモバイルはデータ通信専用のプランが終了してしまったため、現在はどうしても通話つきプランを選択するしかなくなってしまいます。そのままだと料金が割高なので、「自宅セット割」を利用して割引価格にして利用しましょう。

自宅セット割は、でんきやインターネットサービスなど指定の系列サービスとセット契約することでUQモバイルのプラン料金が最大月額858円分割引されるシステムです。

まとめ

格安SIMとモバイルWi-Fiルーターのおすすめをそれぞれご紹介しました。格安SIMとモバイルWi-Fiルーターを組み合わせると、料金が安くなったり手持ちの端末をそのまま利用できたりとさまざまなメリットがあります。

最近はSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターも豊富にあり、安い機種も多いです。また、もし余っているモバイルWi-Fiルーターがあったり、新品のモバイルWi-Fiルーターを購入するのは高い・スペックが過剰だと思う方は、ぜひ格安SIMを契約し、古い端末とセットにして活用しましょう。

※この記事はメディアエンジン編集部が提供しています