「光ファイバーケーブル」を使って通信する光回線は、インターネット回線の中でも高速かつ安定した通信が可能です。

また通信制限を気にせずに無制限に使えるプランが多いため、一人暮らしの方からファミリーまで幅広い層の自宅用ネット回線として人気があります。

しかしインターネットに詳しくない方は「たくさんある回線やプロバイダ（回線を提供する業者）の中からどれを選べばよいのだろう？」「評判がよいのはどの光回線？」など、わからないことがたくさんあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、光回線の選び方やメリット・デメリット、おすすめの光回線などについて、ネット初心者の方にもわかりやすいように詳しく紹介していきます。

口コミ評価順！おすすめの光回線3選

はじめに、編集部が独自に実施したアンケートの結果、実際の利用者の口コミ評価が特に高かったおすすめの光回線3選を紹介します。

関西電力グループ会社が独自回線を配備して提供している「eo光」は関西エリアで人気が高く、月額料金の安さや通信状態の安定性に対する評判が高いです。

「auひかり」はauスマホユーザーに人気で、独自回線を利用しているためか通信速度や安定性も高評価が集まりました。

また「OCN光」は、「月額料金が最大5ヶ月無料」などのお得なキャンペーンがあり月額料金も安めなので、他のコラボ光やフレッツ光からの乗り換え先として人気があります。

料金重視の人におすすめの光回線3選を見る

速度重視の人におすすめな光回線3選を見る

光回線の選び方

口コミ評価のよかった光回線3選を紹介したところで、ここからは光回線の選び方について解説します。

その1. 携帯キャリア

光回線と特定の携帯キャリアを合わせて契約すると「セット割」が適用され、月々のスマホ代がお得になります。

特に有名なのは以下の3大キャリアのセット割で、スマホ代が1台につき月最大1,100円（税込）割引されます。

他にもセット割が適用されるスマホのキャリアと光回線の組み合わせがあり、例えばauとビッグローブ光の「ビッグローブ光×auセット割」、楽天モバイルと楽天ひかりの「楽天ひかりUN-LIMITキャンペーン」などがあります。

光電話への加入が必要な場合もありますが、スマホ・タブレットを一つの名義で複数台契約している方、家族で契約している方などは、利用している携帯キャリアに合わせてセット割がある光回線を選ぶのがおすすめです。

その2. 実質の月額料金

月額料金は初期費用や特典を考慮して、実質の月額で比較して選ぶのがおすすめです。

光回線の月額料金はマンションで3,000〜5,000円台、一戸建てで4,000〜6,000円台ほどに設定されていることが多いですが、工事費などの初期費用や、キャッシュバック・初年度月額割引などの入会特典なども考慮すると、実質の月額料金は条件次第で異なります。

特に初年度の実質の月額料金は大きな金額差が生まれます。

2年目以降は割引や初期費用の分割支払いが終了して、月額料金が安定しやすいです。

その3. 通信速度

主流な光回線の通信速度は「下り最大1Gbps」です。

ただし実際の通信速度は回線の混雑状況やLANケーブルの規格、使用端末のスペックなどにもよるため、最大通信速度を下回ることが多いです。

動画視聴やゲームを楽しむときは、だいたい400Mbps以上出ていればストレスなく快適に使用できると言われており、光回線は基本的にこれをクリアしています。

また近年は「下り最大2Gbps」や「最大10Gbps」などの超高速通信が可能な光回線も登場していますが、超高速の通信を実感するにはルーターやLANケーブルなども超高速通信に対応している必要があります。

超高速通信の最大のメリットは、複数端末を同時に使うときに高速回線を分けあえるので、家族で同時にネットを使っても快適なことです。

家族や自分の求める通信速度に合わせ、実測値は口コミなどを参考にしてみましょう。

インターネットを利用するときにストレスなく快適に通信できる速度の目安は以下の通りです。

※「上り」とはデータをアップロードする通信、「下り」とはデータをダウンロードする通信のことです。

その4. サポート体制

カスタマーサポートセンターやチャット問い合わせサービス、無料訪問サービスがあるなど、サポートが充実しているかどうかチェックしてみましょう。

わからないことや不明点があったときに気軽に問い合わせたり、不具合が生じたときにすぐに対応してもらえると安心。

反対にサポート体制が悪いと不満が募ったり、サービスを使いこなせなかったりする可能性が高まってしまいます。

スタッフの親切さや電話の繋がりやすさなどは、口コミをチェックしてみるのがおすすめです。

その5. プロバイダで選ぶ

光回線の会社は多くがプロバイダ一体型になっていますが、「ドコモ光」や「au光」など複数からプロバイダを選べるところもあります。

光回線を選ぶときは、回線をどこにするかと同時にプロバイダ選びも大切なのです。

キャッシュバックや初年度月額割引などのキャンペーンはプロバイダがそれぞれ実施しているため、同じ回線でもお得度が変わることもあります。

初期費用を抑えたいなら端末料金キャッシュバック、月々の費用を抑えたいなら月額割引など、キャンペーンの内容もよく比較して選びましょう。

また、回線・プロバイダ選びでは「コラボ光」と「独自回線」についても押さえておく必要があります。

コラボ光はフレッツ光の回線を使っているため、フレッツ光や他のコラボ光からの乗り換えが簡単で、工事が不要な場合もあります。

一方、独自回線は比較的利用者が少なく混雑を避けられるため安定した通信が可能だと言われているものの、工事費が高額になりやすいのがデメリットです。

キャリアごとのおすすめ光回線

光回線はキャリアとの割引を活用することでお得に利用することができます。

編集部が厳選したキャリアごとのおすすめ光回線をご紹介します。

おすすめ光回線比較表

ドコモユーザーにおすすめの光回線3選

ドコモ光｜スマホとのセット割がお得

引用：ドコモ光GMOインターネット社公式サイト

「ドコモ光」は、フレッツ光回線を利用してNTTドコモが提供するコラボ光のサービスです。

特徴は、ドコモのギガプランとドコモ光を組み合わせると「ドコモ光セット割」が適用になり、ドコモのスマホ代が毎月最大1,100円（税込）安くなること。

また入会で「dポイントプレゼント特典」が貰えるほか、ドコモ光の利用料金でもdポイントがたまるので、ドコモユーザーには断然おすすめです。

新規工事料無料特典で初期費用も抑えられるのも嬉しいポイント。

あまりネットを使わない月は料金を抑えたい人にぴったりな、月額料金が安い「ドコモ光ミニ」などのプランもあります。

GMOとくとくBB｜ドコモ光以外の選択肢は安価な光回線

引用：GMO光アクセス（とくとくBB光）公式サイト

「GMO光アクセス（とくとくBB光）」は、フレッツ光回線を利用したコラボ光のサービスです。

プランはファミリー（戸建）4,928円（税込）、マンション3,883円（税込）で、料金がずっと変わらずシンプル。

契約期間の縛りや違約金もありません。

他社からの乗り換えで他社違約金として20,000円キャッシュバック特典があるため、乗り換えコストが気になる方におすすめです。

また工事費も実質無料なので初期費用を抑えて乗り換えられます。

中継器などとして便利な無線LANルーターが無料でレンタルできるのも嬉しいポイントです。

ぷらら光｜IPv6を月額3,960円～利用できる！

引用：ぷらら光公式サイト

「ぷらら光」は、フレッツ光の回線を利用しニフティ株式会社が提供するコラボ光のサービス。

戸建（ホームタイプ）5,280円（税込）、集合住宅（マンションタイプ）3,960円（税込）と、月額割引やキャッシュバックなしでも十分安い料金設定です。

また、サポート定額料が最大2ヶ月無料、セキュリティサービス「マカフィー for plala」が最大24ヶ月無料などオプションの特典が充実しています。

またオプションサービスが無料で利用できるチケット制度があるのも魅力です。

ほか、IPv6（IPoE方式）に対応したWi-Fiルーターが無料で借りられるのも嬉しいポイント。

通信速度や安定性は概ね高評価でした。料金に関しては、セット割や特典があまりないためか安いとは感じないものの、高いというわけでもない、という口コミが多いです。

契約期間の縛りがなく違約金が発生しない点をメリットとする声もありました。

auユーザーにおすすめの光回線7選

auひかり｜auユーザーにおすすめ！

引用：auひかりNEXT社公式サイト

「auひかり」は、KDDI株式会社が独自回線を利用して提供している光回線サービスです。

10ギガ・5ギガ・1ギガの高速ネットそれぞれに「ずっとギガ得プラン（3年契約）」、「ギガ得プラン（2年契約）」、「標準プラン（契約期間のお約束なし）」の3つのプランがあり、契約期間の縛りが長い方が安い月額で利用できます。

1番のおすすめは、毎月のauスマホ料金が割引になる「auスマートバリュー」対象の「ネット＋電話」への加入です。

例えば1ギガの「ネット＋電話」の「ずっとギガ得プラン（3年契約）」なら、月額は実質6,160円（税込）からで、初期費用相当額が割引されて実質0円になり、さらに他社からの乗り換えなら最大30,000円還元も受けられます。

auユーザーで3年以上の契約を希望しているなら間違いありません！

ビッグローブ光｜ルーターレンタル料1年間無料

引用：株式会社Wiz公式サイト

「BIGLOBE光」は、フレッツ光回線を利用したコラボ光のサービスです。

1年間の月額がマンション2,750円（税込）またはファミリー3,850円（税込）になる月額割引か、40,000円キャッシュバックから入会特典が選べます。

また分割払い相当分が毎月割引されるので、工事費は実質0円。

さらに、中継器などとして便利な無線LANルーターが1年間無料でレンタルできます。

「au スマートバリュー」「UQ mobile 自宅セット割」「BIGLOBEモバイルセット割引」の3つのセット割があり、スマホ代がお得になるのも嬉しいポイント。

コミュファ光｜初年度は月額980円で利用できる！

引用：コミュファ光NEXT社公式サイト

「コミュファ光」は、中部テレコミュニケーションのコミュファ光回線を利用した、東海地方向けの光回線サービス。東海エリア（愛知県・岐阜県・三重県・静岡県）および長野県にお住まいで、特にau・UQスマホユーザーの方におすすめです。

最大の特徴は、「光割引キャンペーン」適用で24,000円キャッシュバックされるため「ホーム1G」プランが初年度月額980円（月額）という安さで利用できること。

さらに他社契約解除料を全額還元という特典もある（※）ので、乗り換えしやすいほか、Wi-Fi対応の無線LANが無料で標準提供されるのも嬉しいポイントです。

※：光割引キャンペーンとの併用不可

eo光｜1部オプションが1年間無料！

引用：eo光オプテージ社公式サイト

「eo光（イオ光）」は、関西電力グループの株式会社オプテージが提供する、独自回線を使った光回線サービスです。「eo光キャンペーン」適用で、超高速ネットの10ギガコースも含む全コースが最大12ヶ月間・月額3,280円（税込）という安い月額料金で利用できます。

また申し込みで商品券15,000円分プレゼントなど、プレゼントキャンペーンが豊富なのも特徴です。

mineoスマホとセットでスマホ料金を月330円（税込）割引、eo電気とセットで最大1年間550円（税込）割引など、お得なセット割も用意されています。

スマホユーザーとUQモバイルユーザーもセット割が適用されお得です。

@nifty光｜au・UQユーザーは毎月お得！

引用：@nifty光NEXT社公式サイト

「@nifty光（ニフティ光）」は、フレッツ光の回線を利用しニフティ株式会社が提供するコラボ光のサービスです。

開通月は月額料金が無料なうえ、例えば「ホームタイプ 2年プラン（N）」で24ヶ月間月額割引で計32,340円お得になるなど、長期間お得に利用できます。

また3年プランを選べば、上記の月額割引に加えて30,000円キャッシュバックまたは45,000円相当ポイントの選べる特典も。

さらに「auスマートバリュー」と「UQ mobile 自宅セット割」適用なので、au・UQモバイルユーザーはスマホ代も節約できます。

「IPv4 over IPv6」対応Wi-Fiルーターを最大25ヶ月無料レンタルできるのも嬉しいポイントです。

ピカラ光｜auユーザーは毎月最大1,320円割引！

引用：ピカラ光公式サイト

「ピカラ光」は、四国電力グループSTNetが提供する独自回線を利用した、四国（香川・徳島・愛媛・高知）向けの光回線サービスです。

工事費など初期費用が基本無料で、開通月は月額料金もかからないため、初期費用を抑えたい方におすすめです。

au・UQモバイルのスマホ代がお得になるセット割も適用。

お友達紹介で15,000円分プレゼントなど特典も充実しています。

また特徴として「直近3日間の上り通信量が150GBを超えると通信制限がかかる」という点が挙げられますが、150GBは高画質写真を25,000枚以上アップロードするほどのデータ量です。

動画視聴やネット閲覧は「下り」通信なので制限には関係ないため、あまり気にしなくても良いでしょう。

DTI光｜auユーザーは光回線が割引！

引用：DTI光公式サイト

「DTI光」は、フレッツ光回線を利用して株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが提供するコラボ光のサービスです。

ADSL回線からの乗り換えで最大24,000円のキャッシュバック特典があるため、工事費が実質無料になります。

フレッツADSL回線は2023年1月31日で提供終了するので、現在ADSL回線を利用していての乗り換え先を探している方におすすめです。

auスマホとセットで月々最大1,320円（税込）割引になるほか、SIMセット割など割引特典も充実しています。

最低利用期間や違約金がないシンプルなプラン設計も魅力。またホームページを開設できる「ホームページサービス」や、パソコンのトラブルなどを遠隔操作してサポートしてくれる「SiLK Touch」などのDTIオリジナルサービスも便利です。

ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線２選

ソフトバンク光｜ソフトバンクユーザーはスマホ料金が割引！

引用：ソフトバンク光NEXT社公式サイト

「ソフトバンク光」は、NTTフレッツ光の回線を使用するコラボ光のサービスで、ソフトバンクのスマホユーザーがお得な光回線です。

ネットとスマホ・携帯をソフトバンクで合わせて「おうち割 光セット」が適用されると、1契約につきスマホ通信料が10台まで毎月最大1,100円（税込）割引になります。

さらに他社違約金を最大10万円還元、基本工事費実質無料など、乗り換え・初期費用のサポートが充実しているのも魅力です。

プランの契約期間の縛りが5年または2年と比較的長めなので、長期契約予定の方におすすめします。

NURO光｜初年度月額980円（税込）〜

引用：NURO光公式サイト

「NURO光」は、独自回線（NTTのダークファイバー）を使用する光回線サービスで、下り最大2Gbpsの高速回線を手頃な価格で提供しているのが特徴です。

ソフトバンクのスマホと組み合わせると「おうち割 光セット」が適用され、毎月のスマホ代がお得に利用できます。

また入会特典として「初年度の月額料金が980円（税込）になる月額割引（※）」か「43,000円キャッシュバック」から選べるなど、特典が充実しているのが特徴です。

基本工事費実質無料で、他社の解約金を最大2万円還元と乗り換え・初期費用もサポートしてくれます。

解約手数料が実質無料になるキャンペーンもあるので、契約期間の縛りも気になりません。

※：3年契約プランの場合の金額です。2年契約プランは2年間月額3,590円（税込）

楽天モバイルユーザーにおすすめの光回線

楽天ひかり｜1年目の月額料金が無料

引用：楽天ひかり公式サイト

「楽天ひかり」は、NTTの光回線を利用して楽天モバイルが提供する「コラボ光」のサービスです。

光回線と楽天モバイルを組み合わせて契約すると、光回線の月額料金が1年間無料になります。

また、楽天モバイル未契約でも1年目は通常の月額料金より約2,000円割引になりお得です。

楽天ひかりは楽天の「SPU（スーパーポイントアッププログラム）」の対象サービスの一つなので、契約すると楽天市場利用時にたまる楽天ポイントの倍率がアップします。

楽天銀行や楽天カード、楽天市場などの楽天のサービスとあわせて使うのもおすすめです。

格安SIMユーザーにおすすめの光回線2選

So-net 光 minico（ミニコ）｜NUROモバイルの月額料金が1年間￥0！

引用：So-net 光公式サイト

「So-net 光 minico（ミニコ）」は、フレッツ回線を専用に設計した帯域で利用する光回線サービスです。

基本はマンション3,091円（税込）、戸建て4,091円（税込）のプランのみというシンプルさと安さが魅力。月額料金が安いのに、契約期間の縛りや違約金がなく、工事費も実質0円です。

さらに月額割引で最大24ヶ月2,200円（税込）安くなるほか、「So-net v6プラス」対応ルーターは同時申し込みで無料で利用し続けられます

。NUROモバイルとセットで申し込むとスマホ代が1年間基本料金無料になるので、携帯の乗り換えも検討している方にもおすすめです。

OCN光｜月額料金が最大5ヶ月無料

引用：OCN光公式サイト

「OCN光」は、NTTの回線を利用してNTTレゾナントが提供するコラボ光のサービスです。

フレッツ光を利用中なら工事不要で簡単に乗り換えできます。

通常の月額料金は、戸建て5,610円（税込）、集合住宅3,960円（税込）で、開通月は無料となっています。

さらに「家計応援キャンペーン」に申し込むと2〜5ヶ月目の月額料金も無料になるうえ、マンション最大16,500円、ファミリー最大19,800円の工事費用も無料になります。

訪問サポート初回無料で、日本全国どこでも無料出張してくれます。

インターネット接続設定（有線）や無線LAN（Wi-Fi）設定、PC初期設定などをサポートしてもらえるので、ネット初心者にもおすすめです。

光回線のメリット

光回線は他のWi-Fiなどのネットに比べてどういった点が優れているのでしょうか。

ここからは光回線のメリットを紹介していきます。

通信速度が速い

「光ファイバー」と呼ばれる特殊なケーブルを使って通信する光回線は、通信速度が速いのが特徴です。

これは電気信号を使うメタルケーブルに比べて、光ファイバーが同じ時間で圧倒的に大量のデータを送受信できるためです。

無線インターネットの「WiMAX」と比較しても、理論上の最大通信速度ではなく実測値で見ると、光回線の方が圧倒的に速いと言われています。

通信が安定している

光回線はメタルケーブルを使用するADSLと違って基地局からの距離によって通信速度が左右されることがなく、通信が安定しています。

WiMAXやポケット型Wi-Fiのように、障害物によって電波がさえぎられて繋がらなくなったり、電波干渉が発生して速度が遅くなったりすることもありません。

光回線の通信速度に影響を及ぼすのは主に回線の混雑状況やサーバーの負荷ですが、光回線は帯域が広いためモバイル回線などよりも余裕があります。

もし通信が安定しない場合は、ルーターやLANケーブル、使用端末に原因がある可能性も考慮しましょう。

月額料金で通信制限なくネットが使い放題

光回線は先述したように回線に余裕があるので、ユーザーが大勢いても制限なしで利用することが可能です。

通信インフラに負担がかかるほどの膨大なデータ通信を行った際に速度制限がかかることはありますが、基本的にはどの光回線も月額料金でネットを使い放題できます。

一方、モバイル回線では月に使用できるギガ数を超えると通信制限がかかることが多いです。

光回線のデメリット

ここからは光回線のデメリットについて紹介していきます。

「契約前に悪い点も知っておきたい」という方はぜひチェックしてください。

開通工事が必要

光回線は光ファイバーケーブルを住宅に引き込む工事が必要で、申し込み後に開通工事を行う必要があります。

立会いが必要で面倒なうえ、賃貸や集合住宅の場合は家主・管理会社に許可をとらなければなりません。

また数万円の工事費がかかることもあり、初期費用が高額になる原因になっています。

ホームルーターやポケット型Wi-Fiは基本的に工事が不要です。

ただし、同じ種類の回線を利用するコラボ光同士の乗り換えでは設備をそのまま利用できるため、工事が不要なケースも。反対に回線の種類を変更するために撤去工事が必要になることもあります。

開通までに時間がかかる

ホームルーターやポケット型Wi-Fiは申し込みから最短2日程度、遅くても1ヶ月後には手元に届き、すぐに使用できます。

しかし光回線は、プロバイダと日程を調整して工事を行うまではネットが使えません。

時期や業者、エリアなどによっては、申し込みから工事・開通までに長くて4ヶ月以上かかることもあります。

すぐにネットを使えるようにしたいという方には向いていません。

開通までの間ポケット型Wi-Fiやホームルーターを無料で貸し出してくれるところもあるのでチェックしてみましょう。

持ち運びができない

光回線は光ファイバーケーブルで繋がれているため、ポケット型Wi-Fiのように持ち運ぶことはできません。

もちろん無線LANルーターを使って光回線のネットを飛ばすことは可能ですが、ある程度の範囲に限られるため、庭や家の前の道くらいまでしか繋がらないケースがほとんどです。

外出先に持ち運んで仕事をしたり、旅行先でゲームをしたりしたいという場合には光回線は向いていないので、その場合はポケット型Wi-Fiを検討してみてください。

料金重視の人におすすめな光回線3選

料金の安さでおすすめなのは上記の3社です。

「GMO光アクセス（とくとくBB光）」は20,000円キャッシュバックがあるので、他社からの乗り換えを考えている方におすすめです。

「So-net 光 minico（ミニコ）」は月額料金が安いのに契約期間の縛りや違約金がなく、工事費も実質0円で、高額キャッシュバックなどの派手さはないものの、実質の料金がお得。

月額料金を抑えたい方におすすめです。

また「OCN光」はキャンペーン適用で、開通月～5ヶ月目まで月額料金が無料になります。

引越しなどでお金を使い、しばらく節約したいときにおすすめです。

速度重視の人におすすめな光回線3選

理論上、光回線で最も速いのは「NURO光」の「NURO 光 20G」プランです。

理論値として上り・下り最大概ね20Gbpsの超高速通信が可能で、このプランは個人向けFTTH市場（月額＄100未満）で世界最速です。

またNURO光には10Gプランもあるほか、光回線の主流プランの多くが「上り・下り最大1Gbps」のプランであるなか「下り最大2Gbps」を実現しており、評判も良い印象です。

「auひかり」は最大10Gbpsの「ホーム10ギガ」プランがあります。

独自回線を利用するため比較的混雑しにくく、速度に関する口コミも良好でした。

「eo光」は「eo光キャンペーン」適用で10Gプランでも1年目の月額が3,280円（税込）という安さが魅力です。

安定した超高速通信を求めるなら「NURO光」か「auひかり」、10G回線を安く試したいなら「eo光」、超高速ではないプランで速い光回線が良いなら「NURO光」の「NURO 光 2ギガ」プランがおすすめです。

光回線の契約から開通までの流れ

光回線の契約から開通までの流れについて確認しておきましょう。

STEP1.PCやスマホで公式サイトの「申し込み」ボタンをクリックして、申し込みます。

Webサイトではなく電話やチャット機能で申し込むことも可能で、なかには「申し込み方法は電話のみ」というサービスもあるので各公式サイトから申し込み方法を確認しましょう。[/ti]

STEP2.PCやスマホで公式サイトの「申し込み」ボタンをクリックして、申し込みます。

Webサイトではなく電話やチャット機能で申し込むことも可能で、なかには「申し込み方法は電話のみ」というサービスもあるので各公式サイトから申し込み方法を確認しましょう。[/ti]

STEP3.工事に立ち会う

工事の当日は業者の人が家に来て、電柱から光ケーブルを引き込み部屋の中に光回線を設置する工事を行います。

宅内工事・屋外工事の2回に分けて工事が必要な場合もあるので、注意してください。[/ti]

STEP4.設定して使用開始

工事が完了したら、ルーターなどの簡単な設定を行ってインターネットを繋げましょう。

わからないことがある場合は各サービスのサポートセンターなどを活用してみてください。[/ti]

光回線に関するよくある質問

• マンション・アパート・戸建てによる違いは？ 戸建て（一軒家）は工事で回線を引き込み、その家で回線を独占できるため、より高速で安定したインターネットが楽しめます。一方、マンション・アパートなどの集合住宅は光回線を導入するのに大掛かりな工事が必要なため、集合住宅の光回線は「共同利用方式」で、すでに引き込まれている回線の配線工事のみを行って使用できるようにします。複数で同じ回線を使うため、一軒家（戸建）に比べて不安定になりやすいという特徴があります。集合住宅の方が工事費や月額料金が安いのはこのような理由があるからなのです。

• 引っ越すときはどうすればいいの？ 引っ越すときは、引越し先でも同じ回線を使うか、それとも他社に乗り換えるかを決める必要があります。まずは、引越し先でも同じ回線を使えるかどうか確認しましょう。引越し先が対応エリアか調べ、賃貸なら大家さんに許可をとる必要があります。続いて、今使っている光回線の設備をどうするかも確認しなくてはいけません。基本的には撤去が必要ですが、大家さんによっては「そのまま残しておいて」と言われることもあります。撤去が必要な場合は撤去工事を依頼してください。

• 工事が不要なケースもある？ フレッツ光から同じフレッツ光の回線を使ったコラボ光への乗り換えや、同じ回線を使ったコラボ光同士の乗り換えの場合乗り換えは、同じ設備が使えることが多く、基本的に住宅を訪ねての工事（派遣工事）はありません。工事が必要なのは、光回線を初めて導入するとき、フレッツ光・コラボ光から独自回線を使った光回線に変更するとき、その逆に独自回線からフレッツ光などに変更するときなどです。

• 光回線を無線で繋げる方法は？ 光回線を無線LAN（Wi-Fi）として飛ばす方法は、以下の3ステップでできます。光回線を無線LAN（Wi-Fi）として飛ばす方法は、以下の3ステップでできます。光回線の装置によっては、Wi-Fiを飛ばす機能が内蔵されているものもあるほか、Wi-Fiルーターを無料レンタルできるサービスもあるのでチェックしてみましょう。

1. 無線LANルーター（Wi-Fiルーター）を用意
2. 光回線のONUとケーブルでつなぐ
3. IDやパスワードを入力する

• 10Gbpsの回線って必要？ 普通にネットを使う程度では、10Gbpsの速度が必要なコンテンツはありません。10Gbpsの回線が必要なのは以下のような方です。

• 超高画質な映像ファイルをアップロードする機会が多い
• 高画質な4K動画や8K動画を見たい
• 速度重視なオンラインゲームをする
• 家族が同時にネットを使い、大容量データを使うことが多い

まとめ

いかがでしたでしょうか？

この記事では、おすすめの光回線や、光回線の選び方、メリット・デメリットなどについて紹介しました。

各社によって「高額キャッシュバックがある」「月額割引が多い」「シンプルなプラン設計」などそれぞれ特徴があります。

自分や家族がどのようにインターネットを使うのか、どのような光回線が必要なのか考えて、目的にあった光回線を選びましょう。

また光回線のデメリットが気になった方は、WiMAXやポケット型Wi-Fiなども比較・検討してみるのもおすすめです！

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