愛犬のことを考えて選ぶ人が増えている、グレインフリードッグフード。しかし、いざグレインフリードッグフードを購入しようと思っても、

• なぜグレインフリードッグフードがよいと言われているの？
• どんなグレインフリードッグフードを選べばよいのだろう？
• 口コミのよいグレインフリードッグフードはどれ？

などの疑問が浮かんできますよね。そこでこの記事では、グレインフリードッグフードのおすすめ10選を、実際に愛犬にあげた人の口コミもあわせて紹介します。

グレインフリードッグフードを選ぶメリット・デメリット、選び方なども解説するので、参考にしてみてくださいね。

グレインフリードッグフードとは？

• グレイン（穀物）を含まないドッグフード
• 米・麦・トウモロコシなどイネ科植物不使用のドッグフード

グレインフリードッグフードとは、グレイン（穀物）を含まないドッグフードのことです。広い意味ではマメ科植物やソバなども穀物ですが、ドッグフードにおいてはほとんどの場合、「イネ科植物」のみを指します。そのため、グレインドッグフードに含まれないのは、米、麦、トウモロコシ、キビなどの穀物です。

「グレインフリー」とよく似た言葉に「グルテンフリー」がありますが、グルテンとは小麦、大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質のことで、グルテンフリーは麦類を使っていないものを指します。穀物全般を含まないドッグフードがよいなら「グレインフリードッグフード」、麦類を含まないドッグフードがよいなら「グルテンフリードッグフード」を選びましょう。

グレインフリードッグフードのメリットとは？

愛犬にとって、グレインフリードッグフードのどんな点がよいのでしょうか？ここからは、グレインフリードッグフードを選ぶメリットを紹介します。

消化しやすく内臓への負担が小さい

グレインフリードッグフードは、犬が消化しやすくて、内臓への負担が少ないドッグフードだと言われています。

人間と比べて、犬は穀物を消化するのに必要な「アミラーゼ」という消化酵素を少ししか持っていません。そのため、穀物を消化するのが苦手で、消化器官への負担が大きいのです。

特に愛犬の消化不良が気になっている場合、グレインフリードッグフードを選ぶメリットは大きいと言えるでしょう。

穀物アレルギーを回避できる

犬も人間と同じように、食物アレルギーを引き起こすことがあります。そして、小麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物は、犬にとって食物アレルギーを引き起こしやすいアレルゲンのひとつです。

犬の食物アレルギーの症状は​​、主にかゆみや炎症などで皮膚に現れることが多いほか、涙やけや下痢、嘔吐などで現れることも。既に穀物アレルギーを持っている犬はもちろんのこと、今は発症していなくても穀物を大量に摂取し続けることによってアレルギーを発症するケースもあります。

グレインフリードッグフードを選んで穀物の摂取を控えることは、将来的な穀物アレルギーを回避することにも繋がります。

グレインフリードッグフードの選び方

ここからは、グレインフリードッグフードの選び方を紹介していきます。

原材料や成分

グレインフリードッグフードを選ぶ時に必ずチェックしたいのが、原材料や成分です。

「ペットフード安全法」において、添加物も含め原材料名を全て表示することが定められているため、パッケージの表示を確認すれば原材料をチェックできます。健康的な体を作ることや食いつきのよさを考えて、主原料に質が高く愛犬好みのタンパク質を使用しているものがおすすめ。

安全性の高いものを選びたい場合は、合成保存料や着色料などの添加物を配合していないものがよいでしょう。また、栄養素の重量比もチェックして、タンパク質・炭水化物などの栄養バランスのよいものを選びましょう。

ドッグフードのタイプ

ドッグフードには、主にドライ、ソフト、ウェットの3つのタイプがあります。これらの大きな違いは水分量で、ドライタイプの水分量は10％程度、ウェットタイプは75％程度、ソフトタイプはその中間の25〜35%程度です。

一般的に水分量が多く食感の柔らかいウェットタイプの方が嗜好性が高く、犬の食いつきがよいと言われていますが、犬によって好みがあるので、愛犬の好みに合わせて選ぶことをおすすめします。

また、ウェットタイプのドッグフードは比較的傷みやすく、余ったら冷蔵庫で保存する必要があるため、保存のしやすさも考慮して選びましょう。

続けやすい価格

安く大量に仕入れられるグレイン（穀物）を排除し、良質な肉や魚を配合したグレインフリードッグフードは、価格が高くなりがちです。しかし、愛犬にとってよいものでも、価格が高すぎると継続して与えることは難しくなります。

また、ドッグフードの切り替えは、時間をかけて様子を見ながら少しずつ変えていく必要があるため、とても大変なうえ、愛犬の胃腸に負担をかけたりストレスを与えたりしてしまうものです。

そういった意味でも、無理なく継続しやすい価格帯のグレインフリードッグフードを選ぶことをおすすめします。

※本記事で紹介するドッグフードは、インターネット上での調査をもとに編集部が選出したものです（商品掲載内容において、獣医師による監修は実施しておりません）。

グレインフリードッグフードのおすすめ10選

選び方がわかったところで人気の高いグレインフリードッグフード を10選紹介します。愛犬の食いつきが期待できそうなドッグフードがあるかみていきましょう。

おすすめグレインフリードッグフード比較一覧表

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モグワン

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アカナ アダルトスモールブリードレシピ

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ウェルネス穀物不使用 全犬種用 白身魚

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ココグルメ

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グレインフリードッグフードのデメリットや注意点

グレインフリードッグフードを選ぶのは、愛犬にとってメリットしかない訳ではありません。ここからは、グレインフリードッグフードのデメリットや注意したい点を紹介していきます。

代わりの炭水化物源に注意

グレイン（穀物）の代わりに高カロリーな炭水化物が含まれていないか注意しましょう。グレインは糖質量が多いため、一般的なドッグフードには炭水化物源として含まれています。

しかし、そのグレインを含まないからといって、グレインフリードッグフードがヘルシーだと思い込むのは禁物です。グレインフリードッグフードでは、グレインの代わりにジャガイモやタピオカ、カボチャなどの高カロリーな炭水化物が使用されていることがあり、肥満に繋がる可能性があります。

高タンパク質すぎる場合がある

グレインフリードッグフードは、グレイン（穀物）を含まない分、肉や魚などの動物性タンパク質の割合が高くなることも多いです。

一般的に、高タンパク質で低糖質な食事は犬にとってよいと言われています。しかし、極端に高タンパク質すぎる食事になってしまった場合、肝臓や腎臓に負担がかかることがあり、老犬や特定の疾患のある犬には向いていません。

 愛犬にとって適切なタンパク質の量であるかチェックし、栄養バランスのよいグレインフリードッグフードを選ぶ必要があります。

グレインフリードッグフードに関するよくある質問

犬は穀物を食べなくても生きていけるの？

犬は穀物を食べなくても健康に害はないと言われています。ところが、穀物を含む「炭水化物」は犬にとって重要なエネルギー源であり、カットするべきではありません。特に成長期の子犬には必要な栄養素なので、グレインフリードッグフードを選ぶ際は、イモ類や野菜、果実などを含むドッグフードで炭水化物を補えるようにしましょう。

グレイン（穀物）はドッグフードの「かさ増し」なの？

穀物は、肉や魚に比べるとコストがかからないことが多いため、安いドッグフードにはかさ増しで使用されていることもあります。しかし、コストをかけた良質な穀物をエネルギー源として配合しているドッグフードもあり、必ずしもかさ増しであるとは限りません。穀物を含むドッグフードを選ぶ場合は、穀物の質や量に注目することが大切です。

同じ穀類でも、マメ科植物（豆類）は含まれていてもいいの？

豆類はイネ科の穀物アレルギーとの関連性はなく、大豆以外の豆類はほとんどが低アレルゲン食品と考えられています。そのため豆類がグレインフリードッグフードに含まれていても問題ないと言えるでしょう。

ただし、豆類に含まれる栄養素の中には、栄養素の吸収を阻害する可能性を指摘されているものがあります。まだ研究段階であり、問題視する必要はないとの意見もありますが、気になる方は豆類ではなくイモ類を使ったグレインフリードッグフードを選んでみてください。

グレインフリードッグフードのまとめ

編集部で選んだグレインフリードッグフード20選を紹介しました。グレイン（穀物）は、犬にとって悪い食べ物という訳ではありません。しかし、消化不良やアレルギー、肥満などの悩み・不安がある方にとって、グレインフリードッグフードは頼りになる存在です。健康面で気になる点がある方は獣医師の診察やアドバイスをもとにしながら、ぜひこの記事を参考にグレインフリードッグフードの購入を検討してみてください。