プログラマー年収1,000万までの道のり|年収アップの方法を解説

IT・Web業界には、年収1,000万円以上もらっているプログラマーもいます。高収入を目指してプログラマーとして就職したという人も珍しくはありません。

しかし「このまま働いても年収1,000万円は厳しい気がする……」と、将来のキャリアに漠然とした不安を抱えるプログラマーもいるでしょう。

[fukidashi title=”” src=”http://workport-tenshoku-knowledge.osr2.net/wp-content/uploads/2022/09/男性3.webp” info=”編集部” text=”プログラマーが年収1,000万円以上を獲得するためには、スキルを磨くなど、年収アップのためのいくつかの方法を実践する必要があります。”]

本記事では、年収1,000万円を超えて活躍するプログラマーの特徴や年収アップの方法を解説します。あわせて、プログラマー転職におすすめの転職サービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

また「プログラマーの転職でよくあるQ&A」では、転職エージェントで600人以上を支援してきた神立賢一さんにヒアリングし、アドバイスをもらいました。

監修者紹介
株式会社ワークポート/キャリアアドバイザー(シニアリーダー)
神立 賢一 さん

大学卒業後、当時IT・インターネット・ゲーム業界の転職サポートを専門で行っていた創業間もないワークポートに新卒で入社。現在は、エンジニアやクリエイター職の転職サポートを行うチームにて、プレイングリーダーとして求職者様の転職サポート及びチームメンバーのマネジメントを行う(最大マネジメント人数30名以上。)これまでに600名以上の求職者様を転職成功に導いており、これはワークポートの転職コンシェルジュの中(現役及び卒業生1000名以上)で、ワークポート創業から歴代2位の実績。職様及び企業様の支援から、新規事業立ち上げに伴う事業戦略立案から商品企画・マーケティング活動・営業責任者まで広く経験を積む。

プログラマーの平均的な収入

はじめに、プログラマーの一般的な年収を紹介します。年収を決定づける要因についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

プログラマーの平均年収

求人ボックスの調査によると、正社員プログラマーの平均年収は428万円でした。

※参考:求人ボックス給料ナビプログラマーの仕事の年収・時給・給料」(2023年2月時点)

[fukidashi title=”” src=”http://workport-tenshoku-knowledge.osr2.net/wp-content/uploads/2022/09/男性3.webp” info=”編集部” text=”平均年収を知って、意外と低いと感じた人も多いのではないでしょうか?”]

実際、国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると全国の平均年収は443万円だったので、プログラマーは平均年収からやや下回ることがわかります。

プログラマーの年収を決める要因

プログラマーの年収は次のような要素で差がつくことが多いです。

  • 就業先の規模
  • 雇用形態
  • スキルや経験

このような要因でプログラマーは一人ひとりの年収差が大きく、平均年収が下がっていることが考えられます。

例えば就業先の規模でいえば、大手企業のプログラマーのほうが年収は高い傾向にあります。従業員規模が大きい会社のほうが給与や賞与が安定しやすく、個人の実力や業績で年収が左右されにくいです。

[fukidashi title=”” src=”http://workport-tenshoku-knowledge.osr2.net/wp-content/uploads/2022/09/男性3.webp” info=”編集部” text=”また、プログラマーは非正規雇用で働く人が多い職種でもあります。正規雇用の人と比べて労働時間が短く年収が低いため、全体の平均にも少なからず影響しているでしょう。”]

さらに、プログラマーはスキルや経験が評価に直結する職種です。個人の技量によって年収に差が開きやすく、平均年収にも影響していると考えられます。

技術が評価されれば年齢に関係なく昇給がねらえる点はメリットですが、スキルがないと年収が上がりにくくデメリットに感じられる場合もあるでしょう。

年収1,000万円のプログラマーの特徴

プログラマーはさまざまな給与層で働く人がいて、平均年収は全国平均を下回っていることがわかりました。

では、そのなかで年収1,000万円以上稼ぐプログラマーは、どのような人なのでしょうか?ここでは、年収1,000万円のプログラマーの特徴を解説します。

年収1,000万円のプログラマーの特徴
  • 大手企業のプログラマー
  • PLやPMなどリーダーとして働いている人
  • 上流工程を担うプログラマー
  • 実績のあるフリーランスプログラマー

それぞれ詳しくみてみましょう。

大手企業のプログラマー

従業員数が1,000人を超えるような大手企業のプログラマーは、年収を1,000万円以上もらっている人も多いです。

ただし、企業規模が大きいからといって年収が跳ね上がるわけではありません。企業規模別の年収をまとめた次の表をご覧ください。

企業規模 平均年収
10~99人(小規模企業) 389万円
100~999人(中規模企業) 416万円
1,000人以上(大規模企業) 506万円

“参考:求人ボックス給料ナビプログラマーの仕事の年収・時給・給料」※2023年2月時点”

データをみてみると、従業員1,000人以上の大企業でも平均年収は506万円でした。プログラマー全体の平均と比べると高い水準ですが、年収1,000万円のプログラマーが在籍する企業は一握りです。

PLやPMなどリーダーとして働いている人

プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)など、リーダーとして人を率いる立場で働くプログラマーは年収が高くなりやすいです。

特にCTO(最高技術責任者)など上位のマネジメント職に就くことができれば、年収1,000万円も視野に入ってきます。

こうしたマネジメントの仕事をする人でも、プログラマーとして自身も作業に携わる場合も珍しくありません。プロジェクトに参加しながら、他のプログラマーやエンジニアの管理をおこなう大変な仕事です。スキルのほかにもマネジメント力やコミュニケーション能力が評価されます。

上流工程を担うプログラマー

プロジェクトの要求分析・定義・設計といった上流工程を担うスキルがあれば、年収1,000万円も夢ではありません。上流工程の仕事には、先に解説したPL・PMといったマネジメント職も含まれます。

IT系のプロジェクトは、上流工程から下流工程に流れるたびに報酬が低くなる仕組みです。プログラマーの仕事自体は下流工程に置かれることが多く、そもそもの報酬が少ないため年収も低くなる傾向があります。

しかし、同じプログラマーでも上流工程の仕事を担う場合は高年収が期待できます。必要とされるスキルは高いですが、需要も大きいのでさまざまな分野で活躍できるでしょう。

実績のあるフリーランスプログラマー

フリーランスとして活躍するプログラマーのなかには、平均以上の年収を獲得する人も珍しくありません。実績あるフリープログラマーなら、年収1,000万円以上を稼ぐことも可能です。

フリーランスは、企業に在籍するプログラマーよりもスキルや経験が重視されます。必要とされるスキルや実績があるプログラマーなら、高単価の案件を継続的に獲得し、正社員で働く以上の稼ぎが得られるかもしれません。

また、希少性・需要が高いプログラミング言語を習得していると評価や単価は高くなります。IT業界のトレンドを把握し、常に知識のアップデートをおこなうようなフリープログラマーなら、高年収を達成できるでしょう。

プログラマーが実践したい年収アップの方法

続いて、プログラマーにおすすめの年収アップの方法を解説します。

プログラマーが実践したい年収アップの方法
  • 目標を高く設定する
  • 需要の高い言語を習得
  • コミュニケーション能力を磨く
  • 手がけたプロジェクトのヒットを目指す
  • 年収が高い企業に転職する

それぞれの方法を詳しく解説します。

目標を高く設定する

どのような仕事にもいえることですが、目標を持って仕事に取り組むことは年収アップへの近道です。特にIT業界は日々変化し、技術も進化を続けています。目標を高く設定し、それに向かってアップデートを続けましょう。

例えばプロジェクトの上流工程の仕事への参加や、リーダーとしてのプロジェクト参画を目指すなど、目標が具体的であるほど過程も見通しやすくなります。

向上心を持って仕事をすることは、技術や経験が積めるだけでなく、社内の評価が上がり年収アップにつながる場合もあります。ぜひ試してみてください。

需要の高い言語を習得

需要が高いスキルを持っていれば、報酬が高い仕事が得られたり、上流工程で活躍できたりする可能性があります。トレンドやニーズを理解して、需要の高いプログラミング言語を習得しましょう。

ITエンジニア向け学習プラットフォーム運営をおこなうpaiza株式会社の調査によると、年収が高かったプログラミング言語は次のとおりです。

※画像出典元:paiza『プログラミング言語に関する調査(2022年版)』の結果を発表。平均年収が高い言語、転職で企業ニーズが高い言語など

上表を見ると、1位~3位の年収が高い言語は基礎知識保有者が1%~2%と少なく、需要が高く希少性の高い言語であることがわかります。

企業になにが求められているかを探り、トレンドを意識しながらスキルの向上を目指しましょう。

コミュニケーション能力を磨く

プログラマーの年収アップにはコミュニケーション能力が必要です。

普段パソコンに向かって黙々とおこなう仕事が多いため、意外に思われるかもしれません。しかし、チームやプロジェクトメンバーとの連携、クライアントとの意思疎通・進捗確認など、コミュニケーション能力が問われる場面も多いです。

特にPL・PMなどマネジメント職に就くにはコミュニケーション能力が重要視されます。プロジェクト内で円滑に連携が取れるよう意識しましょう。

手がけたプロジェクトのヒットを目指す

関わったプロジェクトの大きさによっても、プログラマーの評価は左右されます。携わったプロジェクトがヒットすることでプログラマー個人としての評価が上がり、年収アップにつながることもあるでしょう。

プロジェクトに参画したら、ヒットを目指して実力を発揮しましょう。ここにもIT業界のトレンドを把握することが活きてきます。常にアンテナを張り、最新の情報を手に入れるようにしましょう。

そうして社内での評価を上げることで、規模の大きい仕事への抜擢にもつながります。

年収が高い企業に転職

個人の努力があっても、勤める企業によっては年収アップが難しい場合もあります。年功序列制度が色濃く残る企業や、プロジェクトの下流工程の業務ばかりを受注する企業など、スキルを発揮できない会社では活躍も難しいでしょう。

年収が高く、自分のスキルを高く評価してくれる企業への転職も選択肢のひとつです。転職は労力や時間がかかることですが、成功すれば大きな飛躍も期待できます。

現職で忙しいプログラマーには、転職エージェントの利用がおすすめです。登録すると、プロのキャリアアドバイザーが条件に合う求人を紹介してくれます。また、企業との連絡や選考対策もしてくれるので、初めての転職でも安心です。

プログラマーの転職におすすめの転職エージェント5選

年収が高い企業や自分のスキルを発揮できる企業への転職を考えるなら、次の5つの転職エージェントの利用をおすすめします。

サービス名 ワークポート
Geekly
レバテックキャリア
DYM就職
Direct type

対応エリア 全国 全国
(都市部中心)
全国 全国 全国・海外
公開求人数 [workport_open] 18,190 17,966 1,600件以上
非公開求人数 非公開
※全体の約70~95%
非公開 非公開 非公開 非公開
特徴 IT・Web業界に強い転職支援で
年収アップも実現
年収アップ平均額76万円を記録
(2022年12月時点)
エンジニア転職に特化し、キャリアアップも目指せる フリーター・既卒でも
大手企業への入社が目指せる
ITエンジニア向けスカウトサービス
公式サイト

※求人数は2023年[update_month]月に編集部が調査

それぞれ異なる特徴を持つので、以下のサービス紹介を見て自分に合ったサービスを選んでください。

ワークポート

※画像出典元:ワークポート公式HP

運営会社 株式会社ワークポート
対応エリア 全国
公開求人数 [workport_open]
非公開求人数 非公開 ※全体の約70~95%
特徴 IT・Web業界に強い転職支援で年収アップも実現

※求人数は2023年[update_month]月に編集部が調査

ワークポートは建設業界や製造業界、薬剤師といった専門職から事務・管理職・営業など、扱う求人の職種が幅広い転職エージェントです。特にIT業界の求人には強く、質の高いサポートが受けられます。

転職サポートを担当するのは、IT業界に精通した専任のキャリアアドバイザーです。未経験者向けの無料エンジニアスクールみんスクを運営するなど業界や職種にも詳しいので、プログラミングスキルについても相談ができます。

公式サイトで公開されている転職支援実績では、転職によって年収アップに成功している例が多く見られます。プログラマーとしての年収アップも期待できるでしょう。

ワークポートはこんな人におすすめ
  • IT業界に詳しいアドバイザーのサポートを受けたい人
  • 業界市況やプログラミングスキルについて相談したい人
  • 転職で年収アップを目指したい人
[button2 balloon=”\登録はこちらから/” “ワークポート公式サイト” ]https://workport.co.jp/af_service01/?cctype=m-engine[/button2]

Geekly(ギークリー)

※画像出典元:Geekly公式HP

運営会社 株式会社Geekly(ギークリー)
対応エリア 全国(都市部中心)
公開求人数 18,190
特徴 年収アップ平均額76万円を記録(2022年12月時点)

※求人数は2023年[update_month]月に編集部が調査

Geekly(ギークリー)はIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。各職種に専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門的な相談もできます。ゲーム業界に強いので、ゲームプログラマーにもおすすめです。

特に年収アップを目指した転職に強いため、年収1,000万円を目指すプログラマーにもメリットが大きいです。利用者の77%が転職で年収アップに成功しており(2023年[update_month]月時点)、その上がり幅は平均76万円にものぼります(2022年12月時点)。

また、内定が出るまでの日数平均はおおよそ30日とかなりスピーディーです。企業の特徴をとらえた選考対策で内定率が高いこともメリットでしょう。

Geeklyはこんな人におすすめ
  • ゲーム業界のプログラマーとして活躍したい人
  • 転職で年収を大幅に上げたい人
  • なるべく早く内定がほしい人
[button2 balloon=”\登録はこちらから/” “Geekly公式サイト” ]https://cl.link-ag.net/click/8acf03/77876373[/button2]

レバテックキャリア

※画像出典元:レバテックキャリア公式HP

運営会社 レバテック株式会社
対応エリア 全国
公開求人数 17,966
特徴 エンジニア転職に特化し、キャリアアップも目指せる

※求人数は2023年[update_month]月に編集部が調査

ITエンジニア専門の転職エージェントであるレバテックキャリアでは、職種ごとに専属のキャリアアドバイザーが在籍しています。

プログラマーの転職に詳しいアドバイザーに相談ができるので、今後のキャリアや年収についての悩みも解決できます。

レバテックが扱う求人は、企業訪問をして集めた求人ばかりなので、企業にあわせた選考対策が可能です。職務経歴書のほかポートフォリオの添削も依頼でき、プログラマー転職に役立ちます。

レバテックキャリアはこんな人におすすめ
  • ITエンジニア転職に特化したサービスに登録したい人
  • キャリアや年収についてアドバイスがほしい人
  • 企業ごとの選考対策で内定の可能性を高めたい人
[button2 balloon=”\登録はこちらから/” “レバテックキャリア公式サイト” ]https://www.medipartner.jp/clickJP.php?APID=8091&affID=5662&STID=13728[/button2]

DYM就職

※画像出典元:DYM就職公式HP

運営会社 株式会社DYM
対応エリア 全国
公開求人数
特徴 フリーター・既卒でも大手企業への入社が目指せる

※求人数は2023年[update_month]月に編集部が調査

DYM就職では、20代の既卒・第二新卒・フリーターなどを中心として就職支援をおこなっています。プログラマー経験者はもちろん、未経験者でも転職ができる研修が充実した求人も多く取り扱います。

グループサービスのDYMテックでフリーランスエンジニアの支援をおこなうなど、ITエンジニア求人や転職に強みがあるサービスです。プログラマー向けの求人も取り扱いがあります。

また、フリーターや既卒の就職支援でありながら、大手企業への入社も目指せる点は魅力的です。将来的なキャリアを考えて、大手企業で社会人生活をやり直したい人にもおすすめします。

DYM就職はこんな人におすすめ
  • プログラマーとして活躍したい既卒・第二新卒・フリーター
  • IT業界の求人に強いサービスを使いたい人
  • 大手企業に入社して高年収を実現したい人
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20代向け転職エージェントをまとめたこちらの記事も参考にしてください。

20代向け転職エージェントおすすめ15選!未経験業種・女性向けサービスなど徹底比較

Direct type

※画像出典元:Direct type公式HP

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
対応エリア 全国・海外
公開求人数 1,600件以上
特徴 ITエンジニア向けスカウトサービス

※求人数は2023年[update_month]月に編集部が調査

Direct typeは、大手転職サイトtype女の転職typeを運営する株式会社キャリアデザインセンターが手がけるITエンジニア向けのスカウトサービスです。登録するだけで企業からスカウトが届くので、仕事で忙しいプログラマーでも利用できます。

同社では、エンジニア向けのサービスをいくつか運営しており、Direct typeではtypeが取り扱うITエンジニア向け求人の閲覧もできます。

求人検索ならエンジニアの転職type、情報を集めるならエンジニアtypeなど、サービスを併用しながら転職活動に役立てることもおすすめです。

Direct typeはこんな人におすすめ
  • いまの仕事が忙しく転職活動に時間を割けない人
  • 大手転職サイトのスカウトサービスを利用したい人
  • いくつかのサービスを併用して効率よく転職したい人
[button2 balloon=”\登録はこちらから/” “Direct type公式サイト” ]https://directtype.jp/[/button2]

他の転職エージェントも比較したい人は次の記事がおすすめです。

転職エージェントおすすめ11選を徹底比較!失敗しない選び方も紹介

プログラミングスキルを磨く方法

次に、プログラマーのスキルアップの方法を紹介します。おすすめのスキルアップ方法は次の4つです。

  • 参考書を読んでコードを何度も書く
  • 勉強会やセミナーに参加する
  • 自ら情報を発信する
  • オリジナルサービスの開発

年収1,000万円までの道のりは険しいですが、プログラミングスキルを高めることは年収アップへの近道です。これらのスキルアップをぜひ実践してみましょう。

参考書を読んでコードを何度も書く

プログラミング言語に関する参考書は多く出版されています。わかりやすく記載されている参考書なら、独学でスキルを磨くことも不可能ではありません。

プログラミングスキルを磨くには、学んだことをアウトプットすることが大切です。参考書で知識として学ぶだけでなく、コードを何度も書いて知識を定着させましょう。

地道に書く作業を繰り返し定着した言語は、スキルとして仕事でも大いに役立ちます。

勉強会やセミナーに参加する

最新の技術やトレンドを知るには、独学では限界があります。プログラマー向けの勉強会やセミナーに参加することで、スキルアップや知識のアップデートが可能です。

また、勉強会やセミナーは他のプログラマーとの交流にもつながります。仕事の話やキャリアの話をすることで刺激を受け、仕事のモチベーションアップにもなるでしょう。

転職エージェントや転職サイトのなかには勉強会・セミナーを開催するサービスもあります。無料で参加できるものや、オンラインで受講できるものも多いので、調べてみるとよいでしょう。

自ら情報を発信する

独学や勉強会への参加で学んだことをSNSやブログで発信することもおすすめです。実際にコードを書いて定着させることが第一ではありますが、人に向けて情報発信することもアウトプットの方法のひとつです。

新しくプログラミングスキルを身に付けたい人向けのブログや、IT業界で働く人とつながるSNSを始めるなど、情報発信の方法はなんでも構いません。

学習したことが読んだ人にも伝わるよう、なるべく丁寧に情報を書くことが大切です。学習の復習や定着につながるでしょう。

オリジナルサービスの開発

知識のアウトプットの集大成として、オリジナルサービスの開発もおすすめです。

依頼されたプログラムを組むよりも、自分で一からサービスを開発することでスキルの大きな成長につながります。特に普段下流工程の業務を請け負うことの多いプログラマーは、上流工程の経験も積めるのでおすすめです。

また、開発したオリジナルサービスが人に利用されれば、副収入も見込まれます。自身で考えたサービスがビジネス化に至れば、本業とあわせて年収1,000万円も視野に入ってくるのではないでしょうか。

プログラマーの転職でよくあるQ&A

記事の最後に、プログラマーの転職に関してよくある疑問とその答えをまとめました。転職を検討するなら参考にしてください。

プログラマーの年収が高い企業は?

国内でプログラマーの年収が高い企業は、次のとおりです。

順位 会社名 平均年収
1位 キーエンス 1,751万円
2位 野村総合研究所 1,225万円
3位 ソニーグループ 1,044万円
4位 日立製作所 890万円
5位 エムスリー 870万円
6位 ダイフク 846万円
7位 日立システムズ 812万円
8位 フューチャー 807万円
9位 ダイキン工業 803万円
10位 NECネッツエスアイ 802万円

“参考:SES初心者ナビプログラマー企業ランキング!年収が高いホワイト優良企業はどこ?」※2023年2月時点”

こうした企業の年収が高い理由は、自社サービスの開発で成功していることにあります。自社サービスのプロジェクトなら上流工程に携わることができるので、年収も上がりやすくなります。

高年収の企業を探すなら、自社サービスの有無を基準とすることもおすすめです。

未経験でもプログラマーとして転職は可能?

プログラマーは未経験者でも始めやすい仕事のひとつです。

経験やスキルが重視される職種ではありますが、IT人材の不足を緩和するため、未経験者向けの求人も多く取り扱われる分野でもあります。

IT業界の職種のなかでも、下流工程の仕事も多いプログラマーは挑戦しやすい職種です。研修制度が整った求人や、プログラミングスクールから紹介してもらえる求人など、未経験者向けの求人を中心に応募してみましょう。

転職エージェントのワークポートでは、無料のエンジニアスクール「みんスク」が用意されていますので、興味がある人は説明会に参加してみましょう。

[fukidashi title=”” src=”https://workport.co.jp/tenshoku-knowledge/wp-content/uploads/2023/01/神立賢一.jpg” info=”神立賢一さん/キャリアアドバイザー(株式会社ワークポート)” text=”20代のうちにしっかりと「有料」のエンジニア講座や、エージェントが運営している「エンジニアスクール」などで基礎を身に付ければ十分転職実現可能性はございます。その際、「実績」のアウトプットや、どのような学習にどれくらいの時間を費やしたかなどをレジュメに記載することが大切です。逆に、「本を読んでました」や「YouTubeを視聴していました」という方々も多いのですが、ただ見ただけ読んだだけでは不十分で、大切なのは「ご自身で手を動かし実績をつくる」ことが大切になります。”]

何歳までプログラマーとして通用するの?

プログラマーやエンジニアについて、35歳定年という言葉が使われることがあります。35歳を超えると求人が少なくなったり、管理職にキャリアチェンジする人が多かったりすることから35歳定年説がささやかれています。

実際、30代後半からはプログラマーとしての求人募集は少なくなり、リーダーやマネジメント職の募集が増加する傾向です。とはいえ、35歳を超えると通用しなくなるというわけではありません

IT業界は流行の移り変わりが激しく、技術の変化や進化も多いです。30歳を超えて経験を積んでくると、そうした変化に無頓着になる人もいます。35歳を過ぎてもプログラマーとして活躍するなら、IT業界のトレンドを把握し、知識を増やし続けましょう

まとめ

IT業界で下流工程を担うことも多いプログラマーは、平均年収が国内の平均を下回っている現状です。しかし、そんななかにも年収1,000万円を超え年収2,000万円に迫ろうとするプログラマーもいます。

高年収なプログラマーは、自社でサービス開発をおこなう規模の大きい企業に勤めていたり、プログラマーとマネジメント職をかけ持って仕事をしていたりと、いくつかの特徴を持っています。また、経験を活かしてフリーランスで働くプログラマーも年収が高いです。

年収アップを目指すなら、ITトレンドに敏感になって言語を習得したり、コミュニケーション能力といったマネジメントに関わるスキルを身に付けたりすることがおすすめです。また、年収が高くなる企業への転職も視野に入れましょう。

この記事を参考に、IT業界の一線で活躍するプログラマーとして年収1,000万円以上を目指してください。